112_コロナは収束するという仮説に基づいた今後の投資方針

2020年7月21日火曜日

09_COVID-19

t f B! P L
おはようございます。ら~くです。

昨日のマーケットは、
日経平均 約0.1%の上昇
TOPIX 約0.2%の上昇
東証REIT 約0.3%の下落でした。

今週は、23日以降から休場となりますので、市場は、様子見ムードですね。来週に決算発表がありますし、商いが盛り上がることはなさそうです。


閑話休題、先日は、高橋泰教授による新型コロナの日本の重症化率・死亡率が低い理由の仮説をご紹介させていただきました。
本日は、その仮説をうけて、私の投資方針について考えを綴ろうと思います。



日本の社会・経済はどうなる

高橋泰教授の仮説を大胆に要約すれば、下記となります。
  • 新型コロナの死者数は、最大でも3800人程度となるシミュレーション結果。自殺者数は約20000人/年。インフルエンザや交通事故などその他のリスクと大して変わらないかむしろ小さい。バランスの取れた政策が必要。
  • 59歳までの人は、通常通りの経済活動をすべき。70歳以上の高齢者は外出自粛で、感染リスクを下げるべき。
といったようなことかと思います。

ですので、多くの人が上記の高橋教授の仮説を受け入れることができれば、日本やアジアでは、ウイズコロナやアフターコロナなどの仰々しい言葉を使わずに、以前のような生活を送ればよいのだと思います。

大衆の不安の影響

アジアでは、新型コロナは過度に恐れるべき疾病ではありませんが、自然免疫の弱い欧米では、それなりに恐れるべき疾病です。

欧米は先進国がほとんどですから、
  • 欧米ではこんなひどいことになった。日本でも油断するとそうなる
という風に考える日本人は一定数いるような気がします。

ですので、「通常通りの生活に戻りましょう」といっても、「国民の命を経済の犠牲にするのか!」というような声は出てくるでしょう。

このあたりは、不安という心理面の話なので、なかなか解決策がないです。

3.11の福島第一原発に関する議論もそうでしたが、「不安」という心理面の影響は、いかに冷静なデータで説明をされても、消えないものです。

実際、私の知人で喫煙者がいるのですが、その人も「福島の放射能が怖い」と言いながら、タバコを吸っていました。。。
リスクの観点では、タバコを吸う方ががんになる可能性が高いのですが、そのような確率はその知人にとっては重要ではないのです。
マスコミが「福島の放射能は怖い」と言っているから怖いのです。
タバコは、知人にとっては、当たり前のことだから怖くないのです。

ですので、日本社会でマスコミに不安を煽られた人々の声が大きくなると、再び緊急事態宣言のようなものが出される可能性もあります。
そうなると、日本経済に再び大きな被害を与えることになり、いくら日銀が大規模な金融緩和をしようとも、株価は下落するでしょう。


で、結局、私の投資方針は?

つまらない結論となりますが、高橋教授の仮説を読み、色々考えましたが、私の投資方針は変えません

過去のブログでもたびたび記入しておりますが、じっと持つのに適切なリスクをじっくりと持つだけです。
アセットアロケーションも、変更する理由は見当たりません。

結局、今後、株価が上がるのか下がるのかはわかりません。

多くの日本人が冷静に高橋教授の仮説を受け入れて、通常通りの経済活動に戻るのであれば、株価は上昇する蓋然性が高いでしょう。

逆に、マスコミ報道に影響されて、PCR陽性者判明数の増加を過度に恐れて、「再び緊急事態宣言の発出を!」というような日本人が多くなり、再び緊急事態宣言が発出されるような事態になれば株価は下がる蓋然性が高いでしょう。

どちらにいくのかは、現時点ではまだわかりません。

ただ、しいて私の予想を述べるなら、前者になる蓋然性が高いように思います。
さすがに、数字が読める人であれば、4月の緊急事態宣言の対応はやりすぎだった、と思う人が多いと思うからです。

日本人の多くは、数字を読める人なのか、それとも読めない人なのか、そこに今後の株価はかかっているような気がします。


たぶんつづく

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自己紹介

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東京都, Japan
1980年代前半生まれのアラフォー。
既婚。共働き。子どもなし。
東京の東側らへんに在住。
しがない会社員をやっています。
出身地域は、関西北部の田舎。就職のため、2006年に上京。いまだに、満員電車には慣れません。

2015年11月から株式投資を開始。基本はインデックス投資[ETFもしくは投資信託]、気が向いたら、日本株の個別株投資というおおざっぱな投資が資産運用スタイル。

配当金・分配金実績[税引き後]
2016年 55,719円
2017年 59,003円
2018年 73,096円
2019年 100,241円
2020年 253,455円
2021年 332,191円
2022年 506,575円
2023年 625,566円

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