119_セミリタイア生活を楽しめるか否かを分ける1つの質問:主観的価値に気づいているか

2020年7月28日火曜日

05_セミリタイア

t f B! P L
おはようございます。ら~くです。

昨日のマーケットは、
日経平均 約0.2%の下落
TOPIX 約0.2%の上昇
東証REIT 約0.6%の上昇でした。

円高が進行しておりますし、米中対立の激化も目立ってきている中、比較的堅調な値動きだったように思います。
個人的にはもう少し低めに推移するかな、と予想していたのですが、TOPIXは、まさかの上昇でしたし。
明日以降、主要企業の決算発表も続きますし、相場の趨勢に影響を及ぼすように思います。

閑話休題、本日は、主観的価値がセミリタイア生活に与える影響について私の考えを綴ろうと思います。



主観的価値とは

世の中には、主観的価値客観的価値の二つの価値があります。
客観的価値は、資本主義の社会では、市場価格と言い換え可能です。

日本に限らず、先進国であれば、商品を購入する際に市場価格があることが普通ですので、主観的価値については、意識しないと気づけません。

例えば、本来、主観的価値で値付けすべきフリマなどでも、メルカリやラクマのフリマアプリでは、同等の商品の取引価格を参考にして、出品価格を決める出品者も多いと思います。

これは、出品者が市場価格のある社会に慣れすぎた上の行動だと思います。わざわざ出品する手間をかけているので、しっかりと売りたいというインセンティブがあるため、このような行動につながるのだと思います。

良くも悪くも、資本主義が浸透した社会では、モノの価格は市場価格という一物一価に落ち着いていきます

ただ、考えてみれば当たり前なのですが、個人にとっての主観的価値は、同じモノやサービスを消費する場合であっても、人や状況によって違うはずです。


例えば、一杯500円@居酒屋の生ビールがあります。

毎晩ビールを愛飲している人が、炎天下で一仕事終えた後に飲むビールには、おそらく1000円以上の価値を感じるのではないでしょうか。
一方、体質的にアルコールを飲めない方は、一杯10円でも生ビールは注文しないでしょう。
また、毎晩ビールを愛飲している人でも、居酒屋で飲む5杯目のビールには、500円の価値を感じていない時もあるのではないでしょうか。

卑近な例にしますと、私は世代的にB'zの曲を聴いて育ったので、最前列のB'zのライブのチケットには、30,000円くらいの値段なら払うような気がします。
一方、「B'zって誰?」みたいな、2000年代生まれの人には、そのチケットは、1000円の価値もないでしょう。

このように考えると、人によって、同じモノやサービスであっても、主観的価値は異なりますから、価格が異なってもよいはずなのですが、高度に発達した資本主義の社会に住んでいると、意識していないと、自分の主観的価値に無頓着なまま生活を送ることができます。

結果、いつまでたっても、自分の主観的価値に気づけないままで、自分の人生にとっての優先順位についても何も考えないまま日々を過ごしてしまうことになりかねません。


セミリタイアと主観的価値

なぜ、このような抽象的な話をしているのかというと、セミリタイアするにあたっては、主観的価値を大事にする気持ちが必要だと思うからです。

「セミリタイアをするにあたり、目的なんて必要ない。労働が楽しくないからやめるだけだ」、というような主張をするブロガーもいることは認識しています。
もちろん、ブラックな職場環境で勤務されている方であれば、上記のような動機でも十分でしょう(セミリタイアする前に、まずは単純な転職をお薦めしますが。。。)。

しかしながら、私は
  • セミリタイアする目的として、人生において主観的価値を最大化する生活を送る
という目的があった方が、セミリタイアしてからの生活がうまくいくように思います。


セミリタイアブログを見ていて思うのですが、一定数の方は、「セミリタイアは失敗だった」という感想を持っていらっしゃいます。もちろん、「セミリタイアしてサイコー」という感想を持っている方も一定数おります。

両者を分ける違いは、「自分がセミリタイアして、したかったことが明確だったか否か」のように思います。
つまり、ご自身の主観的価値を認識できていたか否かということです。

「セミリタイアに失敗した」、と言っている人たちは、主観的価値をはっきりと認識できていません。
ですから、世間体を気にしてしまい、セミリタイアは少数派の生き方であり、周りの人から理解されたり称賛されることはないですから、楽しくない、となってしまうのではないでしょうか。

主観的価値を確立できていないと、他人の評価が判断基準となるので、他者からの理解や称賛がない生き方を送るのがつらくなってくるのだと思います。


一方、「セミリタイア生活は楽しい」、と綴っている人たちは、自分の価値観を確立しており、主観的価値を大事にする生活を送っている、ように思います。
ですから、世間体など気にしない、というか気にならない、のだと思います。

換言しますと、自分にとって大切だと思うことに好きなように時間をかけて、人生を楽しんでいらっしゃいます。

過去のブログにも書きましたが、私がセミリタイアを目指すきっかけとなったブログの管理人たちは、まさにみなさん、ご自身の主観的価値を大事にされているように思います。

私もセミリタイアを目指していますが、自分の主観的価値については、敏感でありたいし、しっかりと掘り下げ、言語化しておきたいと思います。


たぶんつづく

このブログを検索

ブログ アーカイブ

応援よろしくお願いします

自己紹介

自分の写真
東京都, Japan
1980年代前半生まれのアラフォー。
既婚。共働き。子どもなし。
東京の東側らへんに在住。
しがない会社員をやっています。
出身地域は、関西北部の田舎。就職のため、2006年に上京。いまだに、満員電車には慣れません。

2015年11月から株式投資を開始。基本はインデックス投資[ETFもしくは投資信託]、気が向いたら、日本株の個別株投資というおおざっぱな投資が資産運用スタイル。

配当金・分配金実績[税引き後]
2016年 55,719円
2017年 59,003円
2018年 73,096円
2019年 100,241円
2020年 253,455円
2021年 332,191円
2022年 506,575円
2023年 625,566円

twitter

ランキング参加中

QooQ