おはようございます。ら~くです。
本日は、昨日に続いてインデックス投資について、古典の読了が必須ではないと考える理由について綴ろうと思います。
インデックス投資の古典とは
昨日のブログにも書きましたが、一般的には、インデックス投資の古典としては、下記が挙げられると思います。- 「ウォール街のランダム・ウォーカー」(バートン・マルキール著)
- 「敗者のゲーム」(チャールズ・エリス著)
- 「インデックス投資は勝者のゲーム」(ジョン・C・ボーグル著)
なぜ必須ではないのか
私が考えるに理由は下記の2つです- インデックス投資の利点は、思考停止でき、時間を節約できること
- 古典の読了だけでは、確定拠出年金やNISAなど実生活において必要となる現代の日本の投資に関する税制の知識が習得できないこと
思考停止のメリット
インデックス投資の実践は簡単です。あらかじめ決めた、ETFもしくは投資信託を購入するだけだからです。
もちろん、日々値動きするものですから、その時価変動には慣れる必要があります。
ただ、その時価変動に慣れることさえできれば、資産の増加という果実を得ることができます。
私が思うに、インデックス投資の良い点は、投資家にとって時間を節約できることです。
何度も書いておりますが、人生にはお金を増やすこと以外にも重要なことがたくさんあります。
満足のいくキャリアを積むことや、気の置けない友人を増やすことや、愛すべき家族との時間を大切にすることなどです。
お金はあって困るものではありませんが、お金だけを目的にした人生は、端的に言ってつまらないと思います。
とはいっても、ある程度の種銭が貯まってきたら、単に期待値の話として、その人自身が取れるリスクの範囲内であれば、投資に一部の種銭を振り分けた方が豊かな生活を送れるでしょう。
ですので、ある程度の種銭が貯まった人には、ご自身が納得されたうえで、ご自身の取れるリスクの範囲内で投資をされることをお薦めします。
ただ、その投資スタイルが、個別株投資やデイトレードスタイルの株式投資になってしまうと、貴重な時間を銘柄分析などに費やす必要が出てきます。
これでは、大切なあなたの時間を奪ってしまいます。
あなたの貴重な時間を節約するために、インデックス投資で思考停止する、というのは、現実的な処世術として優れていると思います。
そのような思考停止できる投資法を選んでいるのに、「古典的名著を読まなければ、インデックス投資家を自任できない」と意気込むのは違うのかな、と思います。
現代の税制についての理解
古典的名著の読了だけでは、インデックス投資を実践するときに致命的な知識の欠如がでてきます。それは、確定拠出年金やNISAなどの最新の日本の税制に関する知識です。
折角、政府が投資環境を整えるために、投資家にとって有利な制度を整備しているのに、その制度の存在を知らなければ、利用することもできません。
古典的名著は、インデックス投資がなぜ優れているのかという理論を提供してくれますが、実践の観点では、投資家自らが、さらに情報を集める必要があります。
ここ10年の日本でも、確定拠出年金制度の拡充や、NISAの創設、積立NISAの創設、など、新たな動きがありましたし、今後も、それなりの頻度で改定されるのではないでしょうか。
ですので、「これから投資を始めよう」と考えている方に対しては、比較的出版年月が新しい書籍お薦めます。
下記の書籍であれば、具体的に、どのようなリスク資産をどの割合で、確定拠出年金やNISAに割り当てるべきかが説明されています。
これから株式投資を始めようか、と思う投資初心者が読むべきは、古典的名著ではなく、現代に即した本であることがほとんどのはずです。
もちろん興味関心があれば古典的名著の読了をお薦めします
私は、古典的名著の読了を否定しているわけではありません。私自身は読了しておりますし。。。
古典には古典の良さがあります。
一言で言えば、時代の流れに影響されない、投資家としての芯のようなものを確立できると思います。
ただ、無理して古典を読まなければいけない、と感じている方がいらっしゃれば、
- そんなに肩ひじはらずに、ご自身がインデックス投資を淡々と実践できているのであれば、もうそれだけで十分じゃないですか。あなたが大事だと思う、ほかのコトやモノにもっと時間を費やしてもよいのですよ
ということをお伝えしたいと思い、本記事を投稿しました。
たぶんつづく
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