096_理想的なPFの構築には、株式投資の経験が10年も必要か

2020年7月5日日曜日

04_資産運用の考え方

t f B! P L
おはようございます。ら~くです。

本日は、初めて同日に2投稿いたします。

閑話休題、とある著名ブロガーが、下記のような持論を主張されております。
理想的なPFの構築には、10年かかる。なぜなら、暴落時のリスク資産の時価の変動などの心の揺らぎに耐える精神力は、 まさに体得するしかないからだ。
上記の考え方は、はたして正しいのでしょうか。


体得、という言葉は言い得て妙

私は、2015年11月から株式投資を始めました。まだ5年弱の経験しかございません。

自分としては、それなりに経験も積めてきたし、「投資初心者は卒業した」という気持ちがあります。
まあ、「中級者」くらいにはなれているのかな、と思います。

ただ、私の経験年数ですと、ご紹介したブログ主からは「まだまだです」と言われそうです。

ただ、株式投資を続ける上で心地よくない株価の変動に対しては、「体得するしかない」というブログ主の主張には一理あるな、と思います。

10年もあれば、暴落もある

おそらく、ブログ主の主張の根底にあるのは、

「リーマンショックやコロナショック級の暴落局面があったとしても、株式投資から退場しなくてよいような、リスク管理や投資スタイルを確立しなさい。そのような経験を乗り越えて、自分なりの投資哲学ができあがるのです」
というようなお考えなのだろうな、と思います。

投資哲学、というと大げさですが、リーマンショックやコロナショックなどのような暴落時には、心の拠り所が必要となるのは確かだと思います。

私は、リーマンショックの時は、投資家ではありませんでしたので、世の中の景気の悪さは社会人として痛感しておりましたが、株価が暴落して低位安定となろうが、自分の私生活には何も影響ございませんでした。

むしろ、リーマンショックの前までは、投資銀行業界が羽振りをきかせていた時代でしたので、
  • 「それみたことか。やはり虚業はメッキが剥がれ落ちるのだ。製造業のような実業こそが、ビジネスの本質であり、金融はあくまで実業のサポートをすればよいのだ」
というような感想を持ったような記憶があります。
(今では、全く異なる考えを持っていますが、リーマンショック時は、私は製造業の方々と関係の深い仕事をしていたので、偏った考えになっていたのだと思います。)


翻って、今回のコロナショックは、まさに私がリスク資産を積み増していこう、というさなかで起こりましたので、
  • 「ちょうどいい機会だ」
と興奮している自分がいる反面、
  • 「いったいどこまで下がるのだろうか」
と不安に思う自分もいました。

3月には、何度もサーキットブレーカーが発動しましたが、
  • 「さすがにマーケットはネジがぶっ壊れているなあ。これがアルゴリズム取引の拡大による影響か」
と思いましたし、NYダウが20000ドルを切った時には、本当にどこまで下落していくのだろうか、と思いました。

3月の暴落局面からしばらく時間のたった今となっては、
  • 「3月の時点でもっと買い増しをしておくべきだった」
と思ってしまう、自分もおります。

株価は暴落しても、急騰しても、どちらにしてもメンタルは揺さぶられます
やはり、株式投資をしていくうえで一番重要なことは、株価の変動に惑わされない精神力をいかに手に入れるか、だと思います。

まあ、でも10年もいらなくないですか

ですので、私は、基本的には、ブログ主の主張に同意します。

しかしながら、株式投資の経験が10年に達していない、ということだけで「お前はまだまだだ」と言われることには、反感を覚えます。
実際の人間社会でもそうですが、「老成した考えを持つ若者」もいれば「驚くほど無知な老人」もいます。

大事なのは、投資経験年数の多寡や有無ではなくて、どのような心構えで投資に臨んでいるのか、ということではないのでしょうか。


たぶんつづく

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東京都, Japan
1980年代前半生まれのアラフォー。
既婚。共働き。子どもなし。
東京の東側らへんに在住。
しがない会社員をやっています。
出身地域は、関西北部の田舎。就職のため、2006年に上京。いまだに、満員電車には慣れません。

2015年11月から株式投資を開始。基本はインデックス投資[ETFもしくは投資信託]、気が向いたら、日本株の個別株投資というおおざっぱな投資が資産運用スタイル。

配当金・分配金実績[税引き後]
2016年 55,719円
2017年 59,003円
2018年 73,096円
2019年 100,241円
2020年 253,455円
2021年 332,191円
2022年 506,575円
2023年 625,566円

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