昨日のマーケットは、
日経平均 約1.7%の上昇
TOPIX 約2.1%の上昇
東証REIT 約1.6%の上昇でした。
力強く2日続けての続伸でした。明日は、一服感がでるのか、更なる上値を追っていくのか、注視していきます。
閑話休題、本日は、テスラの株価について私の考えを綴ろうと思います。
直近の株価は下記で、まさにバブルの様相です。
1,430.76 USD −56.73
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7月31日 16:00 GMT-4 · 免責条項
Teslaの記事
ちょっと古いですが、2020/7/23 Economistの記事をご紹介させていただきます。Tesla’s sales stayed steady in the second quarter, bucking the trend of plunging revenues among carmakers, possibly helped by its controversial defiance of the lockdown to restart production. The company reported net income of $104m, marking the first time it has made a profit in four consecutive quarters. It also announced that its second car factory in America will be based near Austin, Texas.
記事から読み取れること
赤字の累計、すごいですね。。。にしても、1年間継続して利益を上げることができたのが、2020年度第二四半期ということで、逆に言えば、テスラは1年前までは赤字を垂れ流し続けてきた企業だということです。(2018年の下期には、黒字を何とか達成しておりますが。。。)
多くのベンチャー企業では、
- 初期投資で赤字が出ても、圧倒的なマーケットの地位を築けば、その後莫大な利益を上げることができるから、今は赤字でも大丈夫。過去のアマゾンを見よ。
というような論調をよく聞きますが、テスラは大丈夫なのでしょうか?
トヨタやフォルクスワーゲンと同様に、テスラが参入している業態は、製造業です。限界費用が簡単にゼロになるような業態ではないのですが。。。
あと、だいたい、上記のようなベンチャー企業神話を語る人は、アマゾン以外の事例を挙げられません。ウィーワークもUberもエアビーも限界費用ゼロ企業ではありませんでした。
テスラの時価総額は、2020年6月10日にトヨタの時価総額を超えましたが、多くの投資家は、これからテスラのEPSは指数関数的に成長すると信じていないと正当化できない株価です。
過去の記事にも記入しましたが、今、テスラの株価はバブルだと思います。
トヨタやフォルクスワーゲンなどの車に乗ると、良いモノづくりをしているなあ、と感じます。
テスラは、メーカーとしては、まだまだ未成熟な企業です。トヨタやフォルクスワーゲンと比肩しうるような企業になるのかは、現時点では判断できないように思います。
時価総額というのは、ベンチャー企業であれば膨れ上がりやすいですから、そのあたりを割り引いて考えて、冷静に投資していきたいものです。
テスラの将来
誤解していただきたくないのですが、私は、テスラは、それなりの地位を10年後の自動車業界においても築いていると予想しています。ただ、その地位は、トヨタやVWのようなマス層をターゲットとしたメーカーではなく、現代で言うところの、メルセデス、BMW、Audiのような富裕層をターゲットとしたメーカーとしてではないか、と考えています。
富裕層であれば、現代でも車を2台持ちしている人もいますし、電気自動車+内燃機関車という保有形態にすれば、日常使いは電気自動車で、ロングドライブは内燃機関車で、といったような使い分けもできますので、そんなに不便ではないでしょうし。
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