昨日のマーケットは、
日経平均 約0.6%の上昇
TOPIX 約0.0%の下落
東証REIT 約2.1%の下落でした。
株式マーケットは、小幅な動きでした。
週足ベースでは上昇となりましたから、やはり22000円を下値に今後は上昇をうかがう局面となるのでしょうか。
閑話休題、過去のブログ記事で、私は「持家か賃貸か」論争に対する現時点での自分の意見を記しました。先日、アマゾンのポイントが余っていたこともあり、著名ブロガー ちきりん氏の書籍を購入し、読了しましたので感じたことを記します。
著者は、家を買う前にはまず物件価格の2割の頭金を貯めるべきと主張されており、次の文が続きます。
たぶんつづく
閑話休題、過去のブログ記事で、私は「持家か賃貸か」論争に対する現時点での自分の意見を記しました。先日、アマゾンのポイントが余っていたこともあり、著名ブロガー ちきりん氏の書籍を購入し、読了しましたので感じたことを記します。
近年は、書籍という形でなく、ニッチなトピックを電子書籍で手ごろに出版できるようになっており、良い傾向ですね。
どうしても「紙の本」がベースであると、それなりの分量に整える必要があるため、正直、冗長に感じる本も多かったのですが、近年は著名な著者であれば、ピンポイントなトピックで書籍化できることになっていることは良い変化だと思います。
著者の主張
私が感じた、著者のもっとも言いたかったことは、下記の一文かと思います。家を買う理由は「買った方がトクだから」でも「買わないと不安だから」でもなく、前述したように、「こういう家に住みたい。でもそういう理想の家は、賃貸ではまず手に入らない」という具体的かつ積極的な、家を買いたい理由が出てきたときです。 損得や不安からではなく、まずは「こういう家に住めれば、こんなに楽しい生活ができる! こんなに暮らしやすくなるはず!」と思える理由を探しましょう。 それが見つかったときこそが「家を買うべきタイミング」だというのが、私の結論です。
この本の良かった点
「言語化がうまい」と思わされた文章がいくつもありました。- 「今、家を買うべき」と言えるのは、次の3つの条件をすべて満たしている人、というのが私の考えです。・・・
- 「無理なく買える」と「無理して買う」には次のような違いがあります。・・・
- 「無理なく買う」には、物件価格と年収の比率も重要です。 あわせて考えれば、「経済的に無理なく買える状況」とは、次の2条件が満たされている状態だと言えるでしょう。 ・・・
ネタばれになりますので、上記の続きに興味がある方は、ぜひ書籍を読んでみてください。
「無理なく買える」と「無理して買う」という風に言語化すると、より議論に深みが出るな、と感じたしだいです。
私が思うに、首都圏に住んでいる方の80%くらいは「無理して買う」というスタンスで家を購入されているように思います。
なので、多くの方が家を購入することと引き換えに色々なものを犠牲にされているように感じるのです。
この本を読むにあたっての注意事項
著者も冒頭で記されておりますが、首都圏に住むちきりん氏の経験からの考察となっておりますので、首都圏や近畿圏など、都市部に住んでいる人でマンションを購入しようと考えている層が読者のターゲットとなっております。ですので、地方都市で一戸建てを購入しようか検討している、という層の人が本書を読了されても、あまり得るものはないかもしれません。
感想
ちきりん氏の考え方に、私は非常に近いと思いました。また、現時点では、2LDKの70m3くらいの賃貸物件での生活に特段の不便を感じていないことから、私が家を購入するのは「今ではない」とも思いました。
いつか、ちきりん氏の言うように「具体的かつ積極的な」家を買うべき理由が見つかった時に、「無理なく家を買う」ことができるように、資産運用を行っていきたいと思います。
家計管理能力(節約力)はスキル
実は、著書の文章に一番感銘を受けたのは、本論ではない箇所です。
客観的に見極めるためのベストな方法が「まずは物件価格の2割の頭金を貯めてみること」なのです。
賃貸の家賃を払いながら2割の頭金を貯められる人なら、長い人生の途中でなんらかトラブルに遭遇しても、きちんとローンを返していけます。
つまり2割の頭金が貯められるかどうかというのは、お金の有無の問題ではなく「家計をコントロールできているか」というスキルの問題なのです。
やはり、著者は言語化がうまいなあ、と思いました。
以前のブログで、私は節約力について記入しておりますが、節約力はスキルとしてとらえる能力だと改めて思いました。
もちろん、収入が多い方が蓄財は容易なのですが、ある一定数の高収入者は、収入が多い分散財される方も多く、実はあまり貯蓄されていないということもあります。
お金というのは、あればあるで浪費したい、という誘惑にかられるものですから、その自分の欲望を律することというのは、まさにスキルなのだと思います。
たぶんつづく
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