昨日のマーケットは、
日経平均 約4.9%の上昇
TOPIX 約4.1%の上昇
東証REIT 約4.5%の上昇でした。
3指数揃って大幅に上昇しました。TOPIXは6営業日ぶりの反発です。昨日までの下落があく抜けとなり、今後、上値を追っていける展開になればよいのですが。
ここ数日は、夜の街関連でCOVID-19の東京の感染者は高値安定しておりますが、もう、あまり気にする人が減ってきているように思います。単純に「コロナに飽きた」という心情の人たちが増えてきているのかもしれません。
閑話休題、私はFP2級を2019年9月に取得しました。
閑話休題、私はFP2級を2019年9月に取得しました。
その際に感じたことと株式投資の関係について思うところを記します。
試験を受験した前後は、比較的仕事に余裕があり、時間がありましたので。
FP3級と2級の違いは
私は、2019年5月にFP3級、2019年9月FP2級を受験し、合格しました。
3級と2級ですが、実は、出題範囲は全く同じです。
では、「何が異なるのか」というと、テストの難易度です。
FP3級は質問も易しく、選択肢も分かりやすいのですが、FP2級になると、質問の仕方がややひねくれていたり、選択肢もすべてしっかり読み込んでから回答しないとひっかけ問題に引っかかるような印象です。
つまり、2級の試験の回答にあたっては、より正確な知識が求められます。
FP2級の出題項目は
主に下記の6分野です。- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業承継
上記だけだと非常に硬い表現ですが、私なりに意訳すると、下記となります。
- ライフプランニングと資金計画: 年金制度の概要、社会保険制度の概要
- リスク管理: 生命保険と損害保険の概要
- 金融資産運用: 株式投資と債券投資の概要
- タックスプランニング: 税金に関する概要と確定申告の概要
- 不動産: 不動産に関する税金の概要
- 相続・事業承継: 親族が無くなった際の税金の概要
上記意訳を見ていただけるとわかるように、日常生活のお金に関するトピックがカバーされています。
私は不動産には関心がないので、「5.不動産」はあまり勉強する気が起きませんでしたが、それ以外のトピックについては、それなりに興味深く勉強できました。
FP2級の難易度は
これは比較対象として適切かはわかりませんが、簿記2級よりは簡単だったと思います。
念のために補足すると、FP2級のテキストは、全てを完全に暗記しようとするとかなり難易度は高いですが、あくまで試験に合格するということは、それほど難しくないと思います。
FP2級の勉強時間と期間は
私は、まず3級を受験してから、2級を受験しました。
3級受験時は、3/9に勉強を開始し、5/26に受験でした。この時は、毎週土日の30分を勉強に費やしました。
2級受験時は、3級の知識も残っていたため、8月に入ってから勉強を開始しました。毎週土日の30分および試験直前の1週間は平日も含めて毎日30分の勉強でした。9/8に受験しました。
前述の通り、テキストはものすごく細かい知識がびっしり書かれているので、まずテキストから勉強することはおすすめしません。
過去問や予想問題集をまず解いてみて、自分の知識が足りていない箇所を認識してから、テキストの必要箇所のみを重点的に学習するのが一番効率的な勉強法かと思います。
FP2級を取得して株式投資に役に立ったのか
FP2級の取得は、株式投資にはあまり役に立たない、というのが個人的な感想です。
もちろん、基本的な用語【PER/PBR/ROE/EPS/シャープレシオ】などの勉強にはなるのですが、「具体的にどのように考えて投資すればよい」というようなことは何も書いてません。(当たり前ですが。。。)
実際に株式投資を始めるのであれば、山崎元氏の著書などを読んで、自分なりの投資方針を持ってから始めるべきだと強く思います。
FP2級の取得は意味があったのか
意味はあったと思います。
テキストには、日常生活に関連したお金に関する情報は、体系的にまとまっているので、一家に一冊あっても良いように思います。法律は毎年改正されますので、数年ごとにテキストは買い替えようかなと思っています。
また、FP試験の勉強をして、個人的に印象に残ったのは、年金制度の複雑さです。制度をもっとシンプルにしないといけないと感じました。
その他、有用だと感じたのは、税金に関する理解ができたことです。所得税など確定申告の考え方などもしっかりとテキストを読み込めばわかるので、アーリーリタイア志望の人は、早めにとって損のない資格ではあると思います。
お薦めのテキスト
下記は、私のおすすめのテキストです。
FPのテキストは易しく書かれたものが多いのですが、私は勉強する場合には硬い表現の方が好みですので、下記がドンピシャでした。(易しく書かれたテキストは、なんというか、こちらが子ども扱いを受けているような気になってしまうので、気分が乗らないのです。)
一方、副読本として下記も併用しました。こちらは易しく書かれた、私にとっては好みではない表現のテキストですが、上記テキストだけだと、理解が深まらなかった「なぜ、このような仕組みとなっているのか」ということが説明されている事項も多く、役に立ちました。
受験勉強であれ何であれ、やはりテキストは違う出版社のもの併用することで学習効率が上がると思います。