090_コロナショックで億万長者の資産はどうなったか

2020年6月30日火曜日

80_The Economist

t f B! P L
おはようございます。ら~くです。
昨日のマーケットは、

日経平均 約2.3%の下落TOPIX 約1.8%の下落東証REIT 約2.9%の下落でした。

先週末の欧米マーケットの下落の流れを受けて、終始軟調な動きでした。欧米では、感染者の第二波[second wave]による、経済再開の遅れが心配されておりますが、しばらくは軟調な地合いが続きそうな気がします。

閑話休題、本日は、億万長者の資産が、コロナショックでどうなったのかを記載されている記事を見つけたのでご紹介させていただきます。

コロナ後にむしろ億万長者は増加

イギリスのビジネス週刊誌 The Economistの2020/6/27の記事です。
The pandemic has stranded many workers at home, and also sent millions to the unemployment line. 
But that has meant tech giants have done well as home offices are kitted out with equipment and people communicate remotely. 
The soaring stock of those companies, and others, has increased the wealth of their bosses and, as a consequence, America has gained nearly 30 new billionaires since March, according to the Institute for Policy Studies, a left-leaning think-tank. 
The top five are thought to be 26% richer collectively than before covid-19.



アメリカでは、3月以降、約30人の新たな億万長者が出現したそうです。
それに加えて、下記5名の総資産は、26%もコロナ前に比べて増加したようです。


余談ですが、大富豪を表す英単語は、下記の2種類あります。
  • Millionaire
  • Billionaire
Millionaireは、為替が110円/USDであれば、約1.1億円の資産家、Billionaireは、1100億円!!!の資産家です。
Billionaire、すごすぎ。。。
日本語で言う、億り人に近いニュアンスは、Millionaireですね。

記事に紹介されている人物は、私は唯一、Larry Ellison[オラクルの創業者]は存じ上げていなかったですが、ほかは有名どころですね。

しかし、記事に紹介されている5人の資産額は、一番低いLarryでも5兆円を超えています。。。


コロナは、IT長者をますます長者に

上記のグラフを見て思うのは下記の2点です。
  1. やはり、コロナは、IT企業にとってはものすごい追い風
  2. いつの間にか、Jeff Bezosが世界一の金持ちになっていた。
「2」については、Bill Gatesは、慈善団体作って色々チャリティーやっているから、そんなに資産は増えていないとは認識していましたが、いつの間にか、Jeff Bezosが抜いていたのですね。

もちろん、IT長者たちは、創業した会社の大株主ですから、株価の変動によって、その時点時点でだれが一位になるかも頻繁に変動するでしょうが、確かに、ここ数年のAmazonの株価の上昇は、すごいものがあります。


2000年より前は、Amazonはオンライン書店のイメージだった

現在では、10代や20代の人はこのような印象を持っていないかもしれませんが、1990年代のAmazonといえば、オンライン書店、というイメージでした。

それがいつの間にか、物流を支配し、ここまで便利なサービス網をもちつつも、Amazon Prime Videoなどのサブスクリプションサービスも提供する、巨大ITコングロマリットになってしまいました。
時代の流れを感じます。

Amazon Prime会員は、日本では最も成功しているサブスクリプションサービスの一つでしょう。
(日本だけでなく、欧米でも大成功しているようです)

私が考えるにAmazonに優位性があると考える点は
  1. ITというネットワーク効果が強く働くサービスで、強いブランド力や規模を持ちつつも、
  2. リアルの物流網、という、物理的な強みも有している
ことです。

特に「2」は重要な視点だと考えています。
多くのIT企業は、「1」の強みを持っていても、「2」については、強みも持っていない企業がほとんどです。

昔、なにかのビジネス書で、
  • マクドナルドのビジネスの強みの本質は、ハンバーガー屋ではない。不動産業だ。なぜなら、都心の一等地に多くの店舗があるから
みたいなことが書かれていましたが、Amazonについても、同様の感想を持ちます。
やはり、リアルの世界で、物理的な流通網の強みを築き上げているというのは、競合企業が真似しようとしても、一朝一夕では追いつけませんので、かなりの強みと感じます。

もちろん、とはいえ、Amazonも未来永劫、規模が増殖できるわけでもないでしょうし、一瞥して割高と思える今の株価の水準が今後、どこまで維持できるのかは、私にはわかりません。


たぶんつづく

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東京都, Japan
1980年代前半生まれのアラフォー。
既婚。共働き。子どもなし。
東京の東側らへんに在住。
しがない会社員をやっています。
出身地域は、関西北部の田舎。就職のため、2006年に上京。いまだに、満員電車には慣れません。

2015年11月から株式投資を開始。基本はインデックス投資[ETFもしくは投資信託]、気が向いたら、日本株の個別株投資というおおざっぱな投資が資産運用スタイル。

配当金・分配金実績[税引き後]
2016年 55,719円
2017年 59,003円
2018年 73,096円
2019年 100,241円
2020年 253,455円
2021年 332,191円
2022年 506,575円
2023年 625,566円

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