はやいもので、6月になりました。
私は、毎年、年末年始の冬休みを利用して、「xxxx年の目標」みたいなものを作成するのですが、その中には、
「GWにxx温泉に行く」
等の項目もあって、「ああ、まだ年末ごろはCOVID-19の影響がここまで大きくなることを全く予想していなかったのだなあ」と改めて感じました。
本来であれば、「オリンピックまであとxx日」みたいなカウントダウンも盛り上がっていた頃でしょうし、本当に大きな影響があったのだなあ、と思います。
閑話休題、本日は資産運用を行う時の考え方について、思うところを綴ります。
閑話休題、本日は資産運用を行う時の考え方について、思うところを綴ります。
まだ、中級投資家、といったところでしょうか。一応、初心者は卒業できたのではないか、と考えています。
約5年間、Stay Marketをできたわけですから、それなりに経験を積めているといってもよいのではないか、と思います。
約5年間、Stay Marketをできたわけですから、それなりに経験を積めているといってもよいのではないか、と思います。
もし、私が投資の初心者について、アドバイスを送るとしたら、どのようなアドバイスを送るかを考えてみました。
それは、
それは、
- 投資の意思決定は、対象の金融資産の価格が「高いか安いか」を判断基準にするのではなく、「割高か割安か」を判断基準にした方が良いよ
割高か割安か、それが問題だ
絶対値というものは、人間に直感的にわかりやすいもので、多くの人は、絶対値の印象に左右されます。日経平均が19000円台と20000円台では受け取る印象が変わる人が多いのではないでしょうか。実際は、あまり大きな意味はないのですが。
そのような人間ですので、「株価が高い/安い」に反応してしまうのはやむを得ない点もあるのですが、せっかく人間として生まれたからには、投資の意思決定を行う時には、「割高か割安か」を意識してほしいと思います。
一例としては、過去の最高値を更新して株価が上昇している銘柄に対して
- Aさんの考え方:最高値を更新しているから、もうすぐ下落するだろう。現時点での追加投資は見送り、下がってきたら購入を検討しよう。
- Bさんの考え方:今後、数年間はEPSが上昇していく見通しで、同業他社と比較した、PERやPBRを考慮しても、決して割高とはいえない。追加投資してもよい時期なのではないか。
前者は、株価の絶対値しか評価できていないのですが、後者の分析の方が、より投資家らしい見方となっています。
割高か割安かを判断する指標としては、PERやPBRなどがあります。株式投資をするにあたっては、最低限、PERやPBRの意味を理解し、銘柄分析や相場観を養う必要があると思います。
「そんなことわかっているよ」と思われる方は、もし、持家をお持ちでしたら、家のご購入を決めたときの意思決定プロセスを思い出してください。
「そんなことわかっているよ」と思われる方は、もし、持家をお持ちでしたら、家のご購入を決めたときの意思決定プロセスを思い出してください。
例えば、
- 「近隣物件を比較したが、このあたりで、2LDK、70m2、最寄り駅がxx駅で、駅まで徒歩xx分であれば、相場は、6000万円だ。ただ、この物件は、5750万円で購入できそうだ。これはチャンスだ」
投資家らしく考えるとは、
- 「近隣の同等の物件の家賃相場は、25万円/月だ。つまり、300万円/年だ。物件購入予定金額を年間想定賃料で割ると、5750/300≒19.16倍だ。
- 株式で言えば、PER19倍は割安とは言えない。現物不動産は、税金もそれなりにかかるし、株やREITと比較して流動性が低いし、また、そもそもこの物件に何年住むのかも不確実性がある。しばらくは賃貸のままでよいか」
私は、現時点では賃貸派なのですが、その大きな理由は、生活の柔軟性を高めておきたい、なのですが、もう一つ理由を加えるとしたら、現在の東京の不動産の価格は割高だと考えているからなのですよね。
上記の例ですと、物件価格/同等の物件の年間想定賃料が10倍くらいになってこないと、適正な水準だとは思えません。
もちろん、この辺りは、その当事者が置かれている状況によって感じ方はいかようにも変わると思います。
私は将来、東京に住むことに固執するつもりがないので、他の地域よりも著しく土地代が高い東京に不動産を所有するということを避けたいと考えているからです。
今後、「ずっと東京で生活し、死ぬまで東京で暮らすのだ」と決めている方であれば、別の見方もできるでしょう。
たぶんつづく