034_COVID-19により改めて見えてきたもの②_一番怖かったのは、大衆

2020年5月2日土曜日

09_COVID-19

t f B! P L
おはようございます。らーくです。

昨日のマーケットは、
日経平均 約2.8%の下落
TOPIX 約2.2%の下落
東証REIT 約0.8%の下落でした。

前日の上昇分をすべて吐き出す形での反落となりました。連休も控えておりますので、手じまい売りもおおかったのでしょう。
5月7日の相場までに、日本含め世界でどのようなニュースがかけめぐるのでしょうか。
5月1日の正午時点では、専門家会議の様子が伝えられ、5/7以降に緊急事態宣言は解除せず、約1か月後まで行動自粛を要請する、という報道が流れておりましたから、マーケットはこの情報をすでに織り込み済みでしょう。
下記の内容もあったのですが、あまり取り上げられているメディアは見かけませんでした。
4月10日時点での実効再生産数は、全国が0.71、東京都が0.53となり、感染拡大の目安となる1を下回った。(1)全国的な陽性件数、(2)感染者数の倍加時間、(3)リンクの追えない孤発例の割合――はいずれも減少傾向にあり、緩やかに新規感染者数は減少していると評価した。
やはり、メディアは不安を煽ることにしか、関心がないのでしょうね。


閑話休題、前回に引き続き、COVID-19によりみえてきたもの/考えたことについて、しばらく綴ろうと思います。

社会を信じすぎてはいけない。最低限の備蓄は必要

今回、トイレットペーパーが不足するというデマがながれ、長い期間購入がむずかしくなりました。
たしか、2月末にデマが広まり、近くのスーパーで並ばずに購入できるようになったのは、3月下旬くらいでした。
もう、5月に入ると、夕方になっても、スーパーやドラッグストアのどこでも買えます。買い占めにも限度があるのでしょう。
日本は高齢者が多いので、毎朝、トイレットペーパーの買い占めのために並ぶ風景が当たり前になっておりましたが、現役世代はそこまで暇ではありません。
やはり、生活必需品は、1か月程度は備蓄している方が良いでしょう。
大地震が発生した際にも、防災対策として役立つので、ある程度の備蓄については、各家庭で意識したほうがよいな、と思いました。

ミニマリストはどこへ行った

少し前までは、「ミニマリスト」的な生き方を実践する人を、マスコミでは紹介されていましたが、あのような人たちは今も元気にいきているのでしょうか。
「トイレットペーパーと消毒液とマスクだけは、ミニマムではなく、買い占めてます」という生活をおくっているのでしょうか。
スーパーから食料品がなくなり、外食店が閉まった時は、どのような食べ物を食べられていたのでしょうか。
ミニマリストの人たちは、「冷蔵庫は不要」という生活を送られていた方もいると思うのですが。。。
思うに、ミニマリスト的な生き方をするには、社会への信頼が必要となります。「いつでも、必要なものが欲しいときに購入できる」という前提で、ミニマリスト的な生活が成り立つのですから、今回のような、「スーパーからトイレットペーパーはおろか、食料品もなくなる」という事態が生じたときには、かなり不安になられたのではないでしょうか。

一番怖かったのは大衆

今回のCOVID-19で一番怖いと感じたことは、大衆でした。(現在進行形ですが。)
トイレットペーパーの買い占めに飽き足らず、県外ナンバーの車に傷をつける、とか、観光客が集まらないようにせっかく咲いた花を切り落とす、とか、コロナにかかった人の家に石を投げる、とか、狂気の沙汰としか思えないニュースが多かったです。
おそらく、戦争中もこのような雰囲気だったのでしょうね。
一人でジョギングしている人に対しても、白い目を向ける人もいたといいますから、猫も杓子もステイホームの風潮でした。
日本人の同調圧力・村八分の精神は本当に怖いです。
最も怖いのは、平時だと普通に物分かりの良い人だったりする人が、非常時だと急に急進的な考え方に傾いたり、他人に対して攻撃的になったりすることです。

専門家会議なる「経済の事情については全く関心ありません」という人たちのグループが、国家運営の中心に位置してしまい、これも含めて、戦時中と似た雰囲気なのではないか、と思ってしまいました。
戦時は軍部でしたが、今回は、感染症の専門家の人たちです。
感染症の拡大は防ぐべきですが、経済的基盤あっての社会です。
感染症の拡大を防いでも、経済的困窮による自殺者が増えてしまっては、政策は失敗だった、という総括にしかならないのではないでしょうか。
社会全体でのリスクの最小化を考えるべきなのに、「感染症の拡大を防ぐ」に視点が偏りすぎているのではないでしょうか。

私は、外出自粛に反対しているわけではありません(むしろ、私個人の生活においては、かなり協力しています)。
ただ、猫も杓子も、ステイホームというのではなく、比較的リスクの低い活動は徐々に再開し、リスクの高い業界などを規制すべきだと考えています。要は、社会全体で優先順位をつけて活動を再開すべきという意見です。
リスクゼロを目指すのではなく、リスクを最小化する、という考え方です。
私は、比較的、社会の多様性には理解がある方ですが、今後しばらくは、キャバクラやホストクラブなどの接待を伴う飲食業界は、禁止すべきでしょう。
よく言われる、80:20の法則ではないですが、キャバクラなどの営業を完全に禁止すれば、多くのクラスターは追跡できるはずです(感染者が、感染源を隠す必要ないから)。
まずは最も効果的な分野を徹底的に規制することにより、経済活動の段階的な再開をし、正常化を目指すべきではないでしょうか。

たぶんつづく

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東京都, Japan
1980年代前半生まれのアラフォー。
既婚。共働き。子どもなし。
東京の東側らへんに在住。
しがない会社員をやっています。
出身地域は、関西北部の田舎。就職のため、2006年に上京。いまだに、満員電車には慣れません。

2015年11月から株式投資を開始。基本はインデックス投資[ETFもしくは投資信託]、気が向いたら、日本株の個別株投資というおおざっぱな投資が資産運用スタイル。

配当金・分配金実績[税引き後]
2016年 55,719円
2017年 59,003円
2018年 73,096円
2019年 100,241円
2020年 253,455円
2021年 332,191円
2022年 506,575円
2023年 625,566円

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