昨日のマーケットは、
日経平均 約0.3%の上昇
TOPIX 約0.3%の下落
東証REIT 約0.6%の上昇でした。
全体的に小動きでした。GW中の海外のマーケットもそれほど変動していたわけではなかったので、無難な連休明けとなりました。
明日も、何か新しいニュースがなければ、本日と同様に小動きとなるのでしょうか。
閑話休題、本日も、COVID-19によりみえてきたもの/考えたことについて、綴ろうと思います。
欧米を見倣え、と連呼するメディア
今回のCOVID-19は、欧米で死者が多いです。東アジアは死者が少ないのですが、これには何らかの理由があると思われます。
BCGをはじめ、色々な仮説が提示されていますが、そのうち理由は明らかになるでしょう。
客観的に見て、日本は、COVID-19に対して、うまく対処できています(もちろん、運に恵まれたことが多大な要因ではあると思いますが。。。)
しかしながら、日本人はなぜか欧米に対してコンプレックスがあるのか、メディアの報道においては、
「ドイツではxxxx」
「アメリカではxxxx」
など、なぜか、感染状況がひどい欧米の対策を見倣え、という報道が多かったです。
ここは、ずっと腑に落ちませんでした。
やはり、ワイドショーの視聴者層は、他責思考の人が多く、そのような層を取り込むためには、
「政府[政府のほかにも、「専門家」「官僚」「学者」など、他の属性でも代替可能。とりあえず、自分たち以外の誰か。]の対応がいまいちだから、庶民が苦しんでいる」
という報道の構成が一番、効果的なのでしょうね。
東京はニューヨークにならなかった
特に目についたのが、4月第一週頃の報道で、「東京の2週間後は、今のニューヨークになる。今の東京の姿は、2週間前のニューヨークなのだ」というやたらと不安を煽る報道でした。
で、結果は、東京はニューヨークになりませんでした。
現在は、院内感染による感染者が多数で、一般市民が外出自粛するよりも、医療機関へのサポートにリソースを重点的に振り分けた方が、効果的なように思います。
まあ、このような感想は、後付けでは何とも言えるのですが、「それにしてもマスメディアは不安をあおりすぎだよなあ」という印象が強烈に残りました。
マスメディアの人たちは、記憶喪失気味なのか、ご自身が1か月前に何を発言していたのかも覚えていないのでしょうね。
たぶんつづく