216_経済学の教科書の表現:安全資産と危険資産

2020年11月10日火曜日

99_雑記

t f B! P L
おはようございます。ら~くです。

昨日のマーケットは、
日経平均 約2.1%の上昇
TOPIX 約1.4%の上昇
東証REIT 約1.0%の上昇でした。

週末のバイデン大統領の当選確実、報道により、投資家の姿勢が完全にリスクオンになったようです。
先週も上げていたのに、月曜日も大幅高になるとは想像していなかったので驚きました。

永遠に上がり続ける相場はありませんから、どこかで調整局面が来るでしょうし、相場とは適切な距離感を取ってつきあっていきたいと思います。

欧米での新型コロナ感染の再拡大などに鑑みるに、今年の冬は厳しい冬となるような気がするのですが、どうなるのでしょうか。

前夜のファイザー報道に伴い、欧米株も軒並み上昇して戻ってきましたので、本日は日経平均25000円の節目に到達しそうですね。


閑話休題、本日は、経済学の教科書について私の考えを綴ろうと思います。



一応、経済学専攻

私は大学時代の所属は、経済学部経済学科です。
一応、単位をとって4年間で卒業しています。

しかしながら、自分で言うのもなんですが、大学時代はほとんど勉強しませんでした。(より正確には、授業に出席しませんでした。。。それでも卒業できる大学の価値とは、、、と思いますが、まあ、自分の人生で一番ダラダラできた時期ですし、面白い友人たちとも出会えたので、自分自身にとっては、価値のある4年間でしたが。)

そんな劣等生だった私が、経済学の教科書について語ります。(ので、眉唾ものとしてご一瞥ください)

マクロ経済学の教科書の引用

大学時代の書籍はほとんど捨ててしまったのですが、back to the basics ではないですが、ミクロ経済学とマクロ経済学と統計学の教科書は、まだ私の書棚にあります。

ほとんど読むこともなくなったのですが、先日、蔵書の整理をしている時に、マクロ経済学の教科書をぱらぱらとめくってみました。

下記の章に、「株価の決定理論」という項目があり、つい読んでしまいました。
  • 第四章 金融と株価
下記は一部引用です:
家計が主として収益性という観点から保有する資産が株式や社債である。特に株式はそれを発行した企業が高い収益を上げた場合には多額の配当や株式の値上がり益が見込まれるという点で、平均的な収益率は最も高い。しかし、逆に企業の業績が悪化した場合には、大きなキャピタルロスが発生するばかりでなく、企業が倒産するとその価値がゼロになってしまう非常に危険な資産である。

 (中略)

これに対して、家計が主として安全性という観点から保有する資産が、国債や銀行預金である。(中略)多くの家計は、平均的な収益が高い株式や社債よりも収益に関する不確実性が小さいことを重視して、その資産の大半を銀行に預金する傾向にある。 

株式は、「非常に危険な資産」 と説明されています。

 

安全資産と危険資産=無リスク資産とリスク資産

いかにも教科書といった記述となっておりますが、改めて読んでみて味わい深いと思いました。
今流行りの投資の啓蒙書なのでは、安全資産のことを無リスク資産、危険資産のことをリスク資産と表現することが多いように思います。

日本語としての語感的に、危険資産とリスク資産だと、受け取るイメージは、危険資産の方がより危険そうに受け取るのは、私だけでしょうか。
言葉って難しいですね。

多くの投資ブログを見ていて思うのは、割と安易に投資を勧めている方が多いと思います。

インデックスに連動したETFや投資信託であれば、個別株ほどのリスクは無いということは事実だとしても、投資する時期によっては、元本割れをいとも簡単に起こすものだ、という観点においては、教科書の記述どおり「非常に危険な資産」である、ということは改めて認識することは肝要だと思います。

  • 長期的に保有すれば絶対に値上がりするはず
という気持ちで株式を保有している方がいらっしゃるとしたら、それは認識を改めるべきと考えます。

そうではなく、
  • 世帯の人的資本や金融資本に鑑みるに、リーマンショック級のマーケットの調整局面が生じた場合でも、まあ、路頭に迷うことは無いくらいの無リスク資産が十分にあるから、残りの貯金を投資に回してみようか
といった感じで、余裕資金を投資に回すべきでしょう。

私の場合は、投資方針として、
  • 無リスク資産:50%
  • リスク資産:50%
としております。

マーケットが好調な時は、ついついリスク資産の割合を増やしがちになりますが、一呼吸おいて意思決定したいものです。


なお、私が保管している教科書は下記です。
20年前は第2版でしたが、今は、第5版になっているのですね。。。(遠い目)
下記に限らず、有斐閣は、「ザ 教科書」という感じで、経済学や経営学系はお薦めです。



たぶんつづく

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自己紹介

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東京都, Japan
1980年代前半生まれのアラフォー。
既婚。共働き。子どもなし。
東京の東側らへんに在住。
しがない会社員をやっています。
出身地域は、関西北部の田舎。就職のため、2006年に上京。いまだに、満員電車には慣れません。

2015年11月から株式投資を開始。基本はインデックス投資[ETFもしくは投資信託]、気が向いたら、日本株の個別株投資というおおざっぱな投資が資産運用スタイル。

配当金・分配金実績[税引き後]
2016年 55,719円
2017年 59,003円
2018年 73,096円
2019年 100,241円
2020年 253,455円
2021年 332,191円
2022年 506,575円
2023年 625,566円

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