219_ブリヂストン[5108]の決算発表の「69年ぶりの赤字」に思う

2020年11月15日日曜日

99_雑記

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おはようございます。ら~くです。

日本でも、新型コロナの第三波の報道が目につくようになってきました。
ただ、少なくとも、東京都民の行動を見ている限り、割と普通に都心部は混雑しているし、ショッピングモールも家族連れ多いし、ということで、新型コロナのある生活に慣れてきているようにも感じます。

今年の冬も、気楽な移動は憚られるような世間の雰囲気になるのでしょうか。

閑話休題、本日は、ブリヂストン[5108]の決算発表について私の考えを綴ろうと思います。



69年ぶりの赤字

11月12日の15時に決算発表があり、なんと2020年12月期は、連結最終損益が69年ぶりの赤字(600億円)という発表でした。

69年ぶりですから、「私が産まれてからはずっと黒字を確保していたのか、リーマンショックの時も黒字だったんだ」とある意味、驚きの感想を持ちました。

自動車関連銘柄は軒並み上方修正の発表が多かったので、予想よりも悪い、と感じた投資家も多かったのではないでしょうか。

翌日の株価は、190円安となり3567円となりました。
率にしては、5.06%の下落です。
それなりに大きい下落のようにも感じますが、投資家の多くは、今期の業績が厳しいことはもともと見越していたということかもしれません。


体よく、特損など計上しているようにも見える

ただ、決算発表の内容をよく読むと、海外工場の減損損失や構造改革費用を計上しておりますので、表現は良くないですが、新型コロナを言い訳にして、今期で膿を出そうとしているようにも見えます。

実際、フランスのベチューン工場の閉鎖を進める予定で、フランス政府とも交渉しているようです。
フランスは、社会主義的な要素が色濃い経済運営ですから、なかなか工場の閉鎖などは認めてくれないのですよね。
業績好調の際には、工場を閉鎖しようとしても難しいでしょうが、今回のように「未曽有の危機です」と主張できる状況の方が、交渉戦略上は優位に立つことができるでしょう。

なんというか、来期以降、ブリヂストンは力強く復活するのではないか、という期待があります。

ブリヂストンは高配当株としても人気がありますが、今回は減配が発表されたため、株価はさえないですが、ブリヂストンの持つ競争優位性は、今後も長期的に続くと私は思いますので、暫くは株主としてブリヂストンの業績を見守っていきたいと思います。


たぶんつづく

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東京都, Japan
1980年代前半生まれのアラフォー。
既婚。共働き。子どもなし。
東京の東側らへんに在住。
しがない会社員をやっています。
出身地域は、関西北部の田舎。就職のため、2006年に上京。いまだに、満員電車には慣れません。

2015年11月から株式投資を開始。基本はインデックス投資[ETFもしくは投資信託]、気が向いたら、日本株の個別株投資というおおざっぱな投資が資産運用スタイル。

配当金・分配金実績[税引き後]
2016年 55,719円
2017年 59,003円
2018年 73,096円
2019年 100,241円
2020年 253,455円
2021年 332,191円
2022年 506,575円
2023年 625,566円

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