おはようございます。ら~くです。
日本では、秋も深まってきました。
過ごしやすい季節ですが、残念ながら、冬が近づくにつれて、新型コロナの感染の再拡大が日本でも始まっているように思います。
第二のコロナショックのような、大きな調整局面を迎えるのでしょうか。
少なくとも欧州は、かなり厳しい冬になりそうです。
閑話休題、本日は、大塚家具[8186]について私の考えを綴ろうと思います。
- 1969年 創業
- 2009年 久美子氏が社長に就任
- 2014年7月 久美子社長が解任され、勝久氏が社長と会長を兼任
- 2015年1月 久美子氏が社長に復帰
- 2015年1月 勝久氏が、3月の株主総会で自身を含む新たな取締役の選任を求める株主提案
- 2015年3月 株主総会での決議を経て、勝久会長が退任
2014年7月から2015年3月までの一連のお家騒動は、経済誌だけでなくワイドショーにも取り上げられました。
上記経営の混乱がすべての原因ではないように思いますが、2015年以降も大塚家具の業績は芳しくなく、2019年12月には、ヤマダ電機の参加に入り、2020年10月28日には、久美子社長が辞任の申し出をされたとの流れです。
ニトリやイケアなど、低価格で標準的な商品を供給する競合を相手に、大塚家具自身が高級路線でいくのか、低価格路線でいくのか、どちらつかずだったような印象です。
もともとは中価格帯の家具の販売、というビジネスモデルだったのでしょうが、時代とともにその市場はなくなってしまい、どちらかに振り切るべきだったところ、振り切れなかったような印象を持ちます。
現場の士気も、上記のような経営陣の混乱があると高くなかったでしょうし、勝久氏派閥と久美子氏派閥などができており、雰囲気もよくなかったように思います。
株価の推移
株価は、2015年以降、綺麗な右肩下がりの線を描いております。2015年には1765円だった株価が、2020年11月6日には、167円となっており、10分の1以下となっております。
個別株には、このようなリスクがあるというのは、投資家の一人として胸に刻んでおきたいと思います。
久美子社長の辞任が報道されると、一瞬株価が上昇しましたが、大塚家具を取り巻く環境の厳しさは変わっておりませんので、数日すると水準は元に戻りました。
大塚家具の苦境は、まだまだ続くように思います。
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