おはようございます。ら~くです。
東京でもようやく、寒くなってきました。
朝晩は気温が一桁台になってきたので、マフラーやコートを着用して通勤されている方も増えてきました。
冬の冷たい空気は、頭が冴えるような気がするので、実はそれほど嫌いではありません。
閑話休題、本日は、昨日に引き続いて、山崎元氏の論考について私の考えを綴ろうと思います。
昨日の記事に記しましたが、山崎元氏は、機関投資家と比較した場合、個人の資産運用の方が難しい点もあることを指摘しています。
一方、個人の資産運用の方が、「簡単に考えてもいい」と思える側面もある、とも指摘されています。
個人投資家の利点:負債の柔軟性
山崎元氏が個人投資家の利点として挙げられている点が- 負債の柔軟性
です。
要するに、節約することで将来必要なお金を縮小することができる、ということです。
というシャープな表現で、節約力の大切さを訴求されています。支出を調整する余力と能力は、強力な運用リスクの吸収手段となりうる。「コンパクトな生活」をすることができるノウハウや心構えの価値は大きい。
私の感想:支出習慣はそんなに簡単に変更できない
山崎元氏の主張は理解できるものの、私の受け止めはちょっと違います。というのも、長年形成された支出習慣を変更することは、かなりの努力を要するように思うからです。
毎日1回は外食、という生活を送られてきた方が、毎日毎食自炊する、という生活に移行するには、かなりの努力が必要になるのではないでしょうか。
同様に、「3カ月に1回は、国内旅行で高級旅館に泊まってリフレッシュする」というような生活を送られていた方が、旅行は年1回、と我慢するとと、それなりにストレスを感じてしまうように思います。
なので、山崎元氏が主張するように、
「個人投資家の場合、運用がうまくいかなかったら、節約すればよい。したがって、ある意味、気楽に資産運用に取り組んでよい」
というのは、ちょっと違うのかな、と思います。
常日頃から無理のない範囲での節約の意識を
私の考えでは、個人投資家の有利な側面は、世帯の収入水準の多寡にかかわらず、本人の意思で支出水準を決定できることにあると思います。私のように、妻と二人暮らしで共働きの場合、それこそ世帯の収入水準まで支出を膨らませても良いのであれば、かなり贅沢な生活を送ることはできます。
ただ、別にそこまで贅沢をしなくても、十分に満足で楽しい生活を送ることができていますので、それなりの金額を貯蓄や株式への投資に回すことができています。
ですので、あくまで無理のない範囲で、という条件が付きますが、収入の水準が高いときでも、自分が満足を感じることのできる支出の水準からは、支出の水準を上げないように努めることこそが、個人投資家が採用すべき方針なのではないか、と思います。
一度でも生活水準を上げてしまうと、下げることは容易ではない、と考えて行動する方が多くの方にとって無難なやり方ではないでしょうか。
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