192_ワーケーションはプレミアムフライデーと同様に流行らないと予想する2つの理由

2020年10月14日水曜日

99_雑記

t f B! P L

おはようございます。ら~くです。


昨日のマーケットは、
日経平均 約0.2%の上昇
TOPIX 約0.4%の上昇
東証REIT 約0.4%の上昇でした。

小反発でしたが、商いも薄かったですし、様子眺めムードでしたね。
決算発表の内容を見てからポジションを調整しようと考えている投資家が多いのかもしれません。

閑話休題、本日は、ワーケーションについて私の考えを綴ろうと思います。



私の予想

最近、特に地方では、ワーケーションの候補地として売り込みを熱心にされているようですが、私はワーケーションは流行らないだろうと予想します。

それこそ、プレミアムフライデーと同様、なんというか、一瞬だけ話題になったこととして多くの方の記憶に刻まれる用語となるのではないでしょうか。

私がこのように予想する理由は大きく分けて2つございます。

理由①:観光地でわざわざ仕事をしたくない

まず、人間としての煩悩の側面からです。

仮に、例えば沖縄のリゾートホテルに宿泊し、ワーケーションする場合を考えます。

もし、これが自腹で宿泊せざるを得ないのでしたら、いくらお金があっても足りません。というか、もったいないです。
また、曲がりなりにも、勤務時間はホテルの部屋に缶詰めになって業務をせざるを得ないのですから、極論すれば家やサテライトオフィスで仕事したり、都心のビジネスホテルで仕事することと大して変わらないでしょう。

勤務が始まる前の早朝の時間帯や勤務終了後の時間帯は、リゾート地で過ごせるとはいえ、場合によっては会社携帯から業務命令が飛んでくるかもしれません。

このようなことを想像すると、「リゾート地でリモートワークする意味、あんまりないな」と感じます。
むしろ「リゾート地に行くのであれば、仕事のことは頭の片隅に残さずに、観光を心行くまで楽しみたい」と思います。

仮に、宿泊費とリゾート地までの交通費を会社が負担してくれる、というのであれば一考には値するかもしれませんが、そのような会社は稀でしょう。


理由②忙しいアピールがしにくい

次に、職場の人間関係の観点からです。
より本質的な理由はこちらかと思います。

日本企業では、まだまだジョブ型雇用が一般的ではありません。
自分の業務を効率よく終わらせて定時に業務を切り上げて帰宅しようとすると、管理職から「xxさんが忙しそうだから、少し手伝ってあげてくれないか」みたいなことを言われがちです。

ですので、結局、多くの方が「自分は忙しい」アピールをして、残業しがちになります。

ワーケーションをすると、この「自分は今忙しいです」アピールがしにくくなると思うのです。

「余裕があるからワーケーションしているのだろう」と考える上司ですと、むしろ、ワーケーションを取得している社員に対しては、通常よりも多くの業務を対応させよう、と考える管理職がいても不思議ではありません。

また、そもそも、同僚からも「xxさんはワーケーションしてるくらいだから、暇なのだろう。このデータ集計作業をお願いしよう」といった類のお願いメールなどを送り付けられてくるかもしれません。
そして、このようなメールは断りにくいと思います。


ワーケーションが普及するための必要条件

上記のような理由から、ワーケーションが普及するための最低限の必要条件は、その組織においてジョブ型雇用が根付いている、ことだと思います。

そうでないと、なんというか、ワーケーションを取得した人が損をする、というような構造になってしまいそうです。

日本はまだまだジョブ型雇用が一般的ではないですから、多くの組織ではワーケーションの普及はしないと予測します。


たぶんつづく

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自己紹介

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東京都, Japan
1980年代前半生まれのアラフォー。
既婚。共働き。子どもなし。
東京の東側らへんに在住。
しがない会社員をやっています。
出身地域は、関西北部の田舎。就職のため、2006年に上京。いまだに、満員電車には慣れません。

2015年11月から株式投資を開始。基本はインデックス投資[ETFもしくは投資信託]、気が向いたら、日本株の個別株投資というおおざっぱな投資が資産運用スタイル。

配当金・分配金実績[税引き後]
2016年 55,719円
2017年 59,003円
2018年 73,096円
2019年 100,241円
2020年 253,455円
2021年 332,191円
2022年 506,575円
2023年 625,566円

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