183_10月1日の東証のシステム障害に思う

2020年10月5日月曜日

99_雑記

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おはようございます。ら~くです。


本日は、10月1日に生じた東証のシステム障害について私の考えを綴ろうと思います。



約15年ぶりのシステム障害

丸1営業日、取引が停止となりました。
かなり大きなシステム障害でした。
後世に語り継がれることになるのでしょう。

10月2日には、通常通りに取引が再開され、大きな混乱はなかったように思います。
これが連続して2営業日でシステム障害が発生したりすると、それこそ、「東証の信頼性が・・・」という話になるでしょうから、個人的には、無事に取引が翌日に再開されたことはうれしく思います。

一投資家としての影響

私は、長期投資家でデイトレードをしているわけではないので、特段の影響はございませんでした。

よく、報道などでは「投資家に補償を!」とか泡を飛ばしていっている人が映っていたりしますが、あれは何について補償してほしいのかが良く分かりません。
とりあえず、「ミスを起こした企業がいれば、たたいておけ」症候群の方なのでしょう。

唯一の影響といえば、私は楽天証券で、楽天カードで積立で投信を購入しているので、その意味では影響ありました。
約定日が1日から2日になっただけですが。。。
個人的には、積立日については特段のこだわりがないので、このことで何か東証に文句を言いたいという心情はございません。

15年に一度程度であれば、甘受すべきでは?

不謹慎な表現となるかもしれませんが、一個人投資家としては、今回の東証のシステム障害については、寛容になるべきではないか、との意見を持っています。
(機関投資家の観点に立てば、許容できない事象だとも認識しています)

日本はとかく高品質を美徳としますが、そのトレードオフとして、高いサービスフィーを支払っている、という認識を持つべきだとも思います。

日本の高品質なサービスの例としては
  • ダイヤの乱れない新幹線
  • 停電のない電力
  • 供給停止のない都市ガス
等が挙げられます。

上記の高品質なサービスはそれ自体は素晴らしいことですが、そのサービスを提供するために、企業運営は結果高コスト構造となり、最終的にはエンドユーザーから料金として回収されることになります。
企業は営利企業ですから仕方ないですよね。

今回の事象を受けて、
  • 「東証は再発防止策の徹底を!」
みたいな社説も見かけますが、私としては
  • 「何らかのトラブルが生じたときの緩和策やバックアップ策のオプションを増やしておくように」
という方が、より現実的な対策のように思います。

もはや、現代の巨大なインフラ企業となった、マイクロソフトやグーグルもたまに大規模障害を起こしますが、数時間での復旧となることが多いです。

ヒューマンエラーによるミスはなくなることはないでしょうし、システムなどが高度に連携されていると、思いもよらないトラブルが生じることはやむを得ないという前提に立つことが現実的なように思います。

「トラブルを絶対に生じさせない」という気概は大事だとは思いますが、竹やりでB29と戦う、と同じくらいに無謀ではないでしょうか。
それよりも、トラブルがある前提での事業継続プランを考えるように思います。


たぶんつづく

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自己紹介

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東京都, Japan
1980年代前半生まれのアラフォー。
既婚。共働き。子どもなし。
東京の東側らへんに在住。
しがない会社員をやっています。
出身地域は、関西北部の田舎。就職のため、2006年に上京。いまだに、満員電車には慣れません。

2015年11月から株式投資を開始。基本はインデックス投資[ETFもしくは投資信託]、気が向いたら、日本株の個別株投資というおおざっぱな投資が資産運用スタイル。

配当金・分配金実績[税引き後]
2016年 55,719円
2017年 59,003円
2018年 73,096円
2019年 100,241円
2020年 253,455円
2021年 332,191円
2022年 506,575円
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