170_人生の最期に多額の資産を残すのはセミリタイア失敗なのか

2020年9月18日金曜日

05_セミリタイア

t f B! P L

おはようございます。ら~くです。


昨日のマーケットは、
日経平均 約0.7%の下落
TOPIX 約0.4%の下落
東証REIT 約0.0%の上昇でした。

円高が嫌気された感じでしょうか。
その割には、下げ幅は小さかったような気もします。

閑話休題、本日は、人生最後の資産額について私の考えを綴ろうと思います。

退職を考えている男性会社員のイラスト

よく見る言説

セミリタイアを目指されている方で、セミリタイアに必要な資産を計算されている時によく見る言説があります。
  • 人生の最期に多額の資産を残してしまうと、もっと早く会社を辞めておけばよかったと思うでしょう
上記の言説について、私はかなり否定的です。

むしろ、多額の資産を残しながら、人生の最期を迎えることは望ましいのではないか、とすら思います。


寿命はコントロールできない

上記考え方の根底にある、私の考えは
  • コントロールできないものをコントロールしようと考える発想自体が無理ゲー
ということです。

少し考えればわかると思うのですが、自分の死期は予想できません。
不確実性がものすごく高いです。

いくら健康に気を付けていても病気になることはありますし、また、不幸にも交通事故に巻き込まれて明日に人生の最期を迎えるかもしれません。

寿命には個人差が大きく、70代でお亡くなりになる方もいらっしゃれば、100歳を超えるまでご存命の方もいます。その差は、なんと30年間です。

コントロールできないものに対してコントロールしようという発想を持ち込むことは不適切です。
コントロールできないものについては、「コントロールできないよね」という諦念をもって、臨む方がバランスの取れた考えとなります。


私の考え

私は、下記のように考えています。
  • 自分の死期を予想することは不可能
  • 余裕を見て、自分の死期を予想しておき、その時期まで資産が尽きないようなセミリタイア計画を立案する
思うに
  • 人生の最期に、資産額ゼロが理想
という目標設定に無理があるのであって
  • 人生の最期でも、資産が尽きないようにする
という目標設定をするべきでしょう。

セミリタイアの資産計画を立てるに当たって重要な点は、「長生きしすぎるリスクに対して、どう備えるか」です。


私のように1980年代生まれのアラフォーの男性であれば、100歳くらいを目安にするイメージでしょうか。
結果として、70代で人生の最期を迎えた場合は、多額の資産が残りますが、それはそれでよいのではないでしょうか。

「自分は不健康な生活を送っているから、70代で死期を迎えるだろう」と予想してセミリタイア生活に入り、100歳まで生きることになった場合、人生の最期の20年間は、かなりみじめな生活となってしまうでしょう。

私にとっては、そのようなケースを避けることの方が重要度が高いです。

豊かな老後とみじめな老後、人生の晩年をどちらで過ごせるかによって、人生の満足度には大きな違いが出てくるように思うからです。

セミリタイアの資産計画を立案するにあたっては、慎重な考えが求められると思います。


たぶんつづく

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自己紹介

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東京都, Japan
1980年代前半生まれのアラフォー。
既婚。共働き。子どもなし。
東京の東側らへんに在住。
しがない会社員をやっています。
出身地域は、関西北部の田舎。就職のため、2006年に上京。いまだに、満員電車には慣れません。

2015年11月から株式投資を開始。基本はインデックス投資[ETFもしくは投資信託]、気が向いたら、日本株の個別株投資というおおざっぱな投資が資産運用スタイル。

配当金・分配金実績[税引き後]
2016年 55,719円
2017年 59,003円
2018年 73,096円
2019年 100,241円
2020年 253,455円
2021年 332,191円
2022年 506,575円
2023年 625,566円

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