248_「つみたてNISAを活用しない人は情弱」という言説について感じたこと

2020年12月24日木曜日

99_雑記

t f B! P L

おはようございます。ら~くです。


昨日のマーケットは、
日経平均 約0.3%の上昇
TOPIX 約0.2%の上昇
東証REIT 約0.6%の上昇でした。

東証一部の売買代金が2か月ぶりに2兆円をきったとのことで、薄商いでした。
クリスマス休暇に入る欧米の投資家が多い中、年末年始は方向感に乏しい動きとなりそうですね。


閑話休題、本日は、数日前に話題になっておりました「積み立てNISAを活用しない人は情弱」という言説について私の考えを綴ろうと思います。





つみたてNISAは良い制度

まず、私の立場を明らかにしておきますが、つみたてNISAは良い制度だと思います。

初心者であっても失敗しにくい制度設計になっておりますし、つみたて金額も若年層であっても、節約力が高ければ多くの方が達成できそうな塩梅で設定されております。

ですので、一般論としては、投資余力のある若年層の方はつみたてNISAの活用をされたほうがよいのではないか、と考えております。

と、同時に、若年層、特に20代や30代の内は、ちまちま投資するよりも、友人と心ゆくまで遊ぶなり、MBA取得目指して勉強するなり、体力に任せて旅行しまくるなり、投資なんかに脇目も降らずに一心不乱に働くなり、若いうちにしかできない経験に全力投球する、という生き方もそれはそれで貴重な経験だとは思います。

少なくとも、老後の資産形成、という観点においては、20代や30代で全く準備できていなくても問題ないでしょう。
現実的には、40代くらいから意識して準備を始めれば何とかなることが太宗ではないでしょうか。

まとめますと、20代や30代の方でつみたてNISAを活用したい人は活用すればよいし、「まだつみたてNISAはしなくてもよいかな。他にやりたいことあるし」という方は、活用されなくてよいと思っております。


つみたてNISAはマネーリテラシーの一部にすぎない

また、当たり前の話なのですが、つみたてNISAをしている=マネーリテラシーが高い、とは一概に言えないと私は考えています。

NISAだけでなく、確定拠出年金やふるさと納税、その他もろもろの節税のテクニックは、全体として理解すべきですし、つみたてNISAをしているから、というだけで安心してはいけないとも思います。

また、残酷な真実ですが、資産形成の成功の要否は入金力があるか否かが一番重要な要素であり、資産形成期には、細かい節税の知識よりも高給を稼ぐ能力をあるか否かの方がより重要です。

例えば、
  • Aさん:20代、独身男性、派遣で勤務、手取り年収200万円、年間貯蓄額40万円
  • Bさん:20代、独身男性、大企業勤務、手取り年収700万円、年間貯蓄額300万円
という二人が存在し、AさんはつみたてNISAをしており、BさんがつみたてNISAをしていない場合、どちらの老後がより安泰かは論を待つまでもないでしょう。

要は、つみたてNISAをしていなくても、しっかりと稼ぎ、支出を最適化し、十分に貯金をできる生活を送れる方であれば問題はないのではないでしょうか。


つみたてNISAは一つのツールに過ぎない

よく言われることですが、お金は無いに越したことは無いですが、お金があるからと言って必ずしも幸せになれるわけではございません。

つみたてNISAは、あくまで資産形成を行う上での一つのツールに過ぎません。
活用するもしないも、当事者が、自分の置かれた状況を冷静に判断して決めれば良いモノだと思っております。


たぶんつづく

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東京都, Japan
1980年代前半生まれのアラフォー。
既婚。共働き。子どもなし。
東京の東側らへんに在住。
しがない会社員をやっています。
出身地域は、関西北部の田舎。就職のため、2006年に上京。いまだに、満員電車には慣れません。

2015年11月から株式投資を開始。基本はインデックス投資[ETFもしくは投資信託]、気が向いたら、日本株の個別株投資というおおざっぱな投資が資産運用スタイル。

配当金・分配金実績[税引き後]
2016年 55,719円
2017年 59,003円
2018年 73,096円
2019年 100,241円
2020年 253,455円
2021年 332,191円
2022年 506,575円
2023年 625,566円

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