昨日のマーケットは、
日経平均 約2.3%の下落
TOPIX 約1.7%の下落
東証REIT 約0.1%の下落でした。
先週の戻りがそれなりのペースでしたので、一休み、ということでしょうか。
本日は、東京都内の新規感染者は91人と4/7以来初めて100名を切りました。
この傾向が続いてほしいですが、どうなることやらですね。
ただ、小池都知事の緊急会見は、3/25の夜でしたので、それ以降、都民の自粛モードは高まったと思いますので、その効果が表れ始めているのかもしれません。
明日以降の感染者数の推移に注目が集まるでしょう。
閑話休題、本日は、時価評価の大切さを記します。
投資元本??
株式投資系のブログでよく見かけるのは、投資元本 xxxxxx
評価額 xxxxxx
などと書く人です。
これは、自分の買値にこだわっているという点で、非常に残念な記載です。
リスク資産に投資する場合、過去、いくらで購入したかというのは、全てサンクコストです。もう変更することのできない過去の事実を記載する意味はありません。
リスク資産のポジションを確認するときには、全て時価評価すべきです。これは当たり前です。
仮に、1000万円株式投資に拠出し、コロナショックにより、評価損が300万円出た際に、
投資元本 1000万円
評価額 700万円
と記載したところで、投資をやめたら、投資元本が1000万円もどってくることはありません。
過去に起きたことは、毎日洗い替えて、その時点時点での評価額で、今後の投資戦略を考えていくべきです。
山崎元氏の教え
山崎元氏も、「自分の買値にはこだわるな」ということを常々主張されています。当事者以外の投資家にとって、その当事者がいくらで購入したかというのは、全く何の意味もないからです。当たり前ですよね。
節税の観点では意味があるかも
投資元本を意識すべきことがあるとすれば、節税の観点だけでしょう。ただ、この節税の観点であっても、
- 「まずは現状の時価評価の資産とアセットアロケーションを確認し、リバランスが必要な場合のみ、税金を最小化するには、どのようにすればよいか」
「含み損銘柄と含み益銘柄を売却して・・・」というアプローチは、効率の悪いアプローチですので、避けるべきです。
リバランスの際に考えるべきは、
- 全体のPFが自分の投資戦略と整合が取れているか、
- 許容できるリスクの範囲内で最大のリターンを目指せるPFとなっているのか、
という点のはずです。
たぶんつづく
たぶんつづく