昨日は、日経平均は約4.5%の下落、TOPIXは約3.7%の下落でした。東証REITも約6.1%の下落でした。
まだまだマーケットはCOVID-19の実体経済へ与える影響について、全てを織り込んでいるわけではないのかもしれません。
閑話休題、多くの投資家を悩ます「キャピタルゲイン、インカムゲイン、どっちが大事なの」について私の考えを説明させていただきます。
山崎元氏の教え
いつものことですが、まず、山崎元氏の論評をご紹介いたします。山崎元氏は、
- 「資産運用で、キャピタルゲインとインカムゲインを分けて考えることが不適当。資産全体のトータルのリターンだけを考えるべし」
これもいつものことですが、100%同意いたします。
インカムゲインの誘惑
資産運用系のブログでは、配当の魅力に取りつかれたブロガーが数多く散見されます。やはり、多くの人にとって、「不労所得」というものが、大変に魅力的なものであることが伺いしれます。
私もサラリーマンをやっておりますが、「不労所得」といわれると、多くのサラリーマンは惹かれることは容易に想像できます。
同様の理由で、「不動産投資で賃貸収入」といったかぼちゃの馬車に代表される怪しい投資話はサラリーマンをひきつけてやまないのでしょう。
私たちサラリーマンは、不労所得という言葉に魅せられやすい、葱を背負った鴨であることを自覚した方が良いのでしょう。
ら~くのPF
翻って、私の個別株のPFを見てみます。(皆様に開示いたしませんが、)それなりに高配当株式が多いような。。。
言うが易し、行うが難しですね。
一応、言い訳をさせていただくと、それなりに伝統的な日本企業を選んだ結果、そのようになっているということなのですが。。。
まあ、リスク資産の半分ほどは、インデックスに連動したETFですので、あくまで、個別株にそのような傾向があるということでございます。
配当は強制的な利益確定?
とあるブロガーのコメントで、「そういう考えもあるなあ」と感心したのは、- 「配当とは、強制的な利益確定だ」
という主張です。
確かに、含み益というのは、実現できていない利益です。売らない限り、利益として確定しません。ただ、多くの投資家を悩ませるように、「いつ売るか」はかなり難しいです。
「高配当株は、強制的な利益確定を行うことによって、株主に利益を定期的に還元しているのだ」という主張は一理あるなあと感じました。(あくまで、一理ですよ)
まあ、いずれにしても、投資家たるもの、キャピタルゲインとインカムゲインを区別することなく、資産全体を増やしていく、という視点をもって、今後の投資に向かうことが大事です。
たぶんつづく