自分の価値観を自覚するためには、無駄遣いの経験も必要

2021年1月24日日曜日

06_節約力

t f B! P L

おはようございます。ら~くです。


1月18日週の相場は、高値警戒感からかなかなか上値が重い展開でした。
来週には3月期決算企業の第三四半期決算発表が多くありますから、それを材料に個別株は大きく動くかもしれませんが、いつも通り、ぼんやり相場を眺めていようと思います。


閑話休題、本日は、無駄遣いの必要性について私の考えを綴ろうと思います。



節約力は資産形成のための必須能力

巷でもよく言われていることですが、節約力は、資産形成に当たっての必須能力です。

いくら稼ぎが良くても湯水のようにお金を使っていてはいつまでたっても貯まりません。

一般論として、手取り収入の20%から30%程度を貯金に回すことができれば、家計管理においては優等生といわれることでしょう。

「手取り収入の20%なんて、とても無理」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、20%程度を毎月貯蓄できるようになると、突発的な出費が生じたときであっても、毎月の家計が黒字になりますので、まずはこの水準を目指すべきと考えます。


逆説的だが、節約力を高めるためには無駄遣いの経験も必要

さはさりながら、僧侶のようにもともと欲が少ない方なら平気なのかもしれませんが、あまりに度が過ぎた節約を行うのは考え物だと思います。

毎食、鶏の胸肉料理しか食べない、みたいな例ですね。
食費をあまり削りすぎると、それこそ毎日の生活に彩(いろどり)が無くなってしまいますので、個人的にはお薦めしません。

毎回高級食材を口にすべき、とまでは言いませんが、たまにはおいしいものを食べる機会を作る、ということは家計管理を気持ちよく継続していく上で大事なことだと思います。


私自身の性格としては、ものすごく物欲があるというほどではありませんが、人並みに物欲はあります。
ですので、「年齢相応に」と思って下記のような商品に出費した経験があります。
  • 機械式時計 (約30万円/個)
  • オーダースーツ (約5万円/着)
  • オーダーYシャツ (約1万円/着)
  • 外車 (約500万円/台)

これらの経験を通じて感じたことを述べていきます。

機械式時計

機械式時計といっても、30万円程度のものですから、それほど高価なものではなくリーズナブルなものです。

ずっしりとした重厚感のあるつくりで、なるほど、確かに安物のクォーツ時計とは全然違います。

ただ、所有する満足感は感じますが、私にとってはそれほど魅力的な経験とはなりませんでした。
私は時計は軽くて薄いものが好みですので、3万円程度のスカーゲンの時計などで十分に実用に耐えました。

今後も出社する際には機械式時計をつけるとは思いますが、今後私がロレックスなどの高級時計は買わないだろうな、と思います。

オーダースーツ・オーダーYシャツ

私は麻布テーラーでオーダーをしています。
ジャケットやYシャツは、十分に値段に見合う満足感がありました。

やはり、自分の体型にあっている衣服というのは心地よいものです。

ただ、スラックスはユニクロのスラックスでも十分快適ですので、あえてオーダーする必要もないかなと思いました。
また、Yシャツは消耗品ですから、全てをオーダーYシャツにしているわけではなく、一部をオーダーYシャツとして、ここぞという時のプレゼンなどの日に着用しています。


と、ここまで、ジャケットやYシャツについては好意的なコメントを記しましたが、新型コロナ流行以降のように、週1・2回しか出社しなくなると、コスパという観点ではちょっと微妙かな、という感じ方になってきたのも事実です。

出社頻度が少なくなったからこそ、ちゃんとしたジャケットやYシャツを着用して出社するか、という気持ちもあるのは事実ですが。

外車

私は今の外車は2台目ですが、十分に満足感があります。
所有して2年経過しましたが、この満足感はまだ継続しています。

妻との旅行やゴルフなどに行くときに、「ああ、いいものに乗っているなあ」という感じが強くあります。
このあたり、BMWのクルマのつくりこみはうまい、と感じざるを得ません。

確かに高い買い物ではあるのですが、私個人の感じ方としては、十分に元が取れていると思います。


機械式時計は買うべきではなかったのか

上記のように、機械式時計は、私にとってはあまり有意義な買い物ではなかったです。

しかしながら、私は「機械式時計を買う」という経験をすることができたのは良かったと思っています。

「自分にとって価値ある支出を増やす」ということが、幸せに暮らしていく秘訣だと思っていますので(過去のブログにも同様の記載しております)、今回の経験を通じて、「私にとっては機械式時計を保有することはそれほど価値のある支出ではない」ということが分かったからです。


資産形成は長期の視点で

最近、20代にして超節約生活をされて資産運用をされている方のブログなりtwitterを見る機会が増えました。

ご本人がゲーム感覚で楽しまれているのであれば、それはそれで結構なことですが、もしご本人が私と同様に人並みの物欲があるのに無理してまでそのような倹約生活を送られていると、それはちょっともったいないことなのかな、と思います。

資産形成は長期の視点で取り組むべきものですから、ちょっとくらい回り道や遠回りをしてみても問題ないのではないでしょうか。

「今の自分にとって価値がありそうだな」と思う対象が現れたのであれば、たまには躊躇なく無駄遣いをされてみることをお薦めします。

そのような経験を通じてしか自覚できない自分の価値観というものもあると思うからです。

私にとっての機械式時計のように、結果として「無駄遣いだったな」という経験になることもあるかもしれませんが、そう感じたのであれば、残りの人生はそのような対象にはお金を使わない、ということを迷いなく判断できるようになりますので、経験自体は無駄ではなかったと言えるのではないでしょうか。



たぶんつづく

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自己紹介

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東京都, Japan
1980年代前半生まれのアラフォー。
既婚。共働き。子どもなし。
東京の東側らへんに在住。
しがない会社員をやっています。
出身地域は、関西北部の田舎。就職のため、2006年に上京。いまだに、満員電車には慣れません。

2015年11月から株式投資を開始。基本はインデックス投資[ETFもしくは投資信託]、気が向いたら、日本株の個別株投資というおおざっぱな投資が資産運用スタイル。

配当金・分配金実績[税引き後]
2016年 55,719円
2017年 59,003円
2018年 73,096円
2019年 100,241円
2020年 253,455円
2021年 332,191円
2022年 506,575円
2023年 625,566円

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