259_「時間単価」の考え方が合理的となる2つの前提条件

2021年1月8日金曜日

06_節約力

t f B! P L

おはようございます。ら~くです。


昨日のマーケットは、
日経平均 約1.6%の上昇
TOPIX 約1.7%の上昇
東証REIT 約1.6%の上昇でした。

全面高の展開でした。
解説では、「ジョージア州上院選の結果が明らかになり、民主党候補者が議席を獲得した。しばらくは、トリプルブルーによる、大規模な景気刺激策が期待できるだろう」みたいな言説でしたが、11月の相場高騰時には「ねじれ議会により、マーケットにとっては良いとこどりができるから」みたいな解説をよく聞きましたので、やはり株価の変動は、事前に予想できるものではないですね。

後講釈は、いくらでも理屈付けできますので。


閑話休題、本日は、「時間単価」について私の考えを綴ろうと思います。



「時間単価」とは

高給のサラリーマンであれば、自分の時間の稀少性には意識を払うべき、という言説が良く聞かれますし、基本的には私も賛成です。

本業業務に拘束される時間と手取り年収に鑑み、当事者の「時間単価」を意識し、
「安い商品を買うためにスーパーを数軒梯子すること」
が合理的なのか否かの判断基準として用いる、みたいな文脈での使われ方が多いです。

上記のような時間単価の考え方については概ね合理的だとは思うものの、その考え方が合理的となる前提条件についても整理しておくべきだと思います。

つまりは、当事者が
  1. 時間制約に直面しているか否か
  2. その活動が好きなのか否か
ということです。


①時間制約に直面しているか

現代人は、「時間がない」と言われますし、概ね、その通りだと思います。

典型的なのは、フルタイム勤務しながら、小さなお子様を育てている世帯でしょう。
そのような世帯であれば、家事などをアウトソースしたり、便利な時短家電を購入するという行動が合理的な場合が多いように思います。

一方、自分の時間が増えても
「やることと言ったら、テレビ見たり、you tube見たり、twitter見たりするだけだな」
というような方にとっては、そもそも時間単価という概念が適しません。

なぜなら、時間制約に直面していないからですね。

生み出した時間があっても、無為に過ごすだけであれば、意味はないでしょう。
時間単価など気にせず、節約活動にいそしんだ方が合理的となります。

「時間制約に直面しているか否か」とは具体的にはどのような状況を指すのか、については、真面目に考え出すと深い議論になりますが、私としては、当事者が「時間が無いゆえに、自分にとって快適だと思えるような時間の使い方ができていない」状況は、時間制約に面していると考えます。

先ほどのフルタイム勤務世帯の例では、
「本当はお子様と毎日ふれあいの時間を●時間は確保したいのに、家事などにおわれて、実際は●分しか持つことができていない」
というような状況です。

このような状況であれば、時間単価以上のキャッシュアウトであったとしても、「お金で時間を買う」という行動が当事者の生活の満足度の向上につながると思います。


②その活動が好きなのか否か

個人によって異なりますが、人によっては
  • 料理をすることが好き
という、趣味・嗜好をお持ちの方もいらっしゃいます。

このような嗜好をお持ちの方であれば、無理に料理をアウトソースする必要は無いと思います。

もちろん、料理をすることによって、貴重な時間が奪われ、家族とコミュニケーション取る時間が限定されるかもしれませんが、料理や掃除の時間そのものが、ストレス発散や気分転換になるのであれば、無理に時間単価の概念を導入して、合理化する必要はないはずです。

一方、
  • 料理は嫌いではないけれど、毎日3食の献立を考え、買い物することは負担
というようなお考えをされる方であれば、たまに外食したり、お惣菜を買ったり、ミールキットを注文したりという時間単価を意識した行動が合理的となるでしょう。


アラフォー会社員の時間単価は高い

今回の記事を書いた契機は自分の時間単価を計算してみたからです。

本業業務に拘束されている時間をどう集計するか、によって値は変動しますが、2019年の私の源泉徴収票に基づくと、手取りベースでの時間単価は
  • 約5000円
となります。

正直、かなり高いため、極論すればほぼすべての「お金で時間を買う」という行動が合理的になってしまいます。

ただ、そのように考えて行動していると、どこまでも家計の支出が膨らんでしまいますから、
  • 自分は時間制約に直面しているか
  • 自分は、その活動が好きなのか否か
という観点を意識して、安易に時間単価の勘定だけで、行動を選択しないように気を付けたいと思います。



たぶんつづく

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自己紹介

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東京都, Japan
1980年代前半生まれのアラフォー。
既婚。共働き。子どもなし。
東京の東側らへんに在住。
しがない会社員をやっています。
出身地域は、関西北部の田舎。就職のため、2006年に上京。いまだに、満員電車には慣れません。

2015年11月から株式投資を開始。基本はインデックス投資[ETFもしくは投資信託]、気が向いたら、日本株の個別株投資というおおざっぱな投資が資産運用スタイル。

配当金・分配金実績[税引き後]
2016年 55,719円
2017年 59,003円
2018年 73,096円
2019年 100,241円
2020年 253,455円
2021年 332,191円
2022年 506,575円
2023年 625,566円

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