本日は、米国株のみの一極集中投資について思うところを記します。
米国株の人気がすごい
リーマンショック以降、米国株は好調で、米国株への投資を通じてFIREされた方の実例もでてきたからか、ここ数年、米国株の人気がすごいと感じます。日本株に手を出さずに、「初めての株式投資が米国株」という投資家も増えたように思います。
投資は自己責任、ですから投資家本人がどれくらいの資産をどの銘柄に投資家するかは決めればよいと思いますが、最近、あまりにも盲目的に米国株のみに投資しているような投資家が増えていると感じます。
その中で、下記の一節があります。
巷間、米国株100%(例えばS&P500のインデックスファンド100%)でも、米国の多国籍企業は世界でビジネスを展開しているので、いいのではないか、という意見があるが、これには賛成しない。
過去長い期間米国の株式と経済が好調なのは確かだが、これが将来も続くと確信できるほどの材料はないし、原則論として、分散投資の機会は広い方がいい。また、米国の年金基金などの機関投資家が、過去の「米国株+米国債」ほぼ100%から、国際分散投資を拡大してきた歴史がある。
なかなか味わい深い文章です。
分散の重要性
S&P500は、それこそ500銘柄に分散投資された指数ではあります。その意味では、個別株のリスクよりは分散がはるかに効いております。
さはさりながらです。
欧州や日本や中国にもグローバル企業はありますし、オルカンなど全世界株式に分散投資できるETFや投資信託が登場した現在においては、あえて範囲を限定したS&P500だけに投資する理由というか根拠は薄いように思います。
このあたりは人それぞれの感じ方になると思いますが、投資の原則は「長期・分散・低コスト」です。
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