おはようございます。ら~くです。
本日は、登山から学ぶ投資のリスク管理について私の考えを綴ろうと思います。
GWに遭難事故多発
今年のGWには、槍ヶ岳や谷川岳のようなメジャーな山で、登山中の遭難によりお亡くなりになられた方がいらっしゃいました。ご冥福をお祈りいたします。
記事のURLはこちらです。
今回は、登山の遭難事故から学ぶべきところがあるなあと感じ記事を書いております。
私の登山歴
私は大学時代に登山サークルに入っておりまして、日本アルプスの山々にいくつかテント泊で登りました。また、社会人になっても、登山部出身の先輩が企画した「日本アルプスの山々に登る会」に参加して、3000m級の山々をいくつか山小屋泊で登りました。
社会人になってからの会は、さすがにその先輩がご家族を持ち忙しくなってからは自然消滅となりました。
なお、全て夏山でして、雪山にチャレンジしたことはございません。
8年前に結婚してからは、妻がアウトドア派ではないため、自然と登山からは遠のいています。
もう、登山靴も捨ててしまいましたし。
登山自体は楽しい経験でしたので、将来、また夏山には登ることもあるのかな、とは思っています。
まあ、こんな感じの経歴ですので、私の登山の技量は、良く言って、「(元)初心者」くらいでしょう。
登山と投資は似ている
登山をする方は、一般論としては- 綺麗な景色を体感したい
- 登頂という充実感を得たい
- 百名山を踏破することが人生の目標
みたいなモチベーションをお持ちの方が多いと思います。
「自分の命を粗末に扱ってもよい」と考えて登山される方はいないでしょう。
それなのに、冒頭のような悲惨な事件が毎年数件起きており、多くの方がお亡くなりになっております。登山者の方が命を落とされるのは、ひとえに
- 事前に想定していたよりも困難な状況に陥った
ということが原因だと思います。
それまでのご自身の登山経験に鑑みて、十分にリスクに備えた装備や心がけをしていたとしても、それをはるかに超えた想定外のリスクが身に降りかかってくることもあります。
登山は、天気が良いときは、大した困難もなく爽快な気分を味わえますが、悪天候になるとなかなかにつらい修行になります。
私は夏山しか経験したことありませんが、自分の登山経験からそう学びました。
夏山であっても、急に霧が出てきて視界不良になる、稜線の登山道には容赦なく激しい風雨が吹き付けゴアテックスのレインコートを着ていても凍えてしまう、というような経験をしました。
自分の経験を過信しない
コロナショック以降の相場が好調だったためか、最近、個別株への集中投資なり、信用取引なり、レバレッジETFなり、「リスク管理上、大丈夫かな?」と思われるような投資手法を実践されている方をWebでは見かけることが多くなりました。
究極的には、投資は自己責任ですから、他人である私が口を出すのもおこがましいのですが、登山家の遭難事故を聞くと悲しい気持ちになるように、投資家の退場事例を聞くと悲しい気持ちにもなりますので、一言忠告を記させていただきます。
登山でも、登山を始めた初心者の内に遭難事故にあうことは稀です。
経験者と一緒に登山したり、自分の力量をわきまえていますから、そもそも難易度の高い山ではなく難易度の低い山を登ったりするからです。
少し経験を身に着けたころに遭難事故は多くなります。
要は
- 自分の経験を過信し、最悪の事態を低く見積もる
というような心境になった時ですね。
翻って、投資家も投資を始めて中級者くらいになったころが一番慢心しているのかもしれません。(私も含まれますね。)
下記のような心境になっていないかは改めて注意する必要がありそうです
- 銀行預金にお金を寝かしておくのは機会損失だから、フルインベストメントを検討している
- 調整局面がきても、コロナショックのように1年間経てば株価は元に戻るだろう
- 早くお金持ちになりたい
上記のような心境になっている場合は、投資で痛い目に合う蓋然性が高いでしょうし、最悪の場合、退場せざるを得ないかもしれません。
無理に投資はしなくてもよい
私は株式投資を楽しめておりますし、全ての人も、その方のリスク許容範囲なの金額であれば投資は嗜まれた方が良いと考えております。ただ、全員が投資をすべき、とまでは思いません。
投資なんかしていなくても、十分な人的資本の蓄積があり、良く稼ぎ、節度のある支出に抑えることのできるスキルをお持ちの方であれば、十分に豊かな生活を送っていくことができるでしょう。
登山の例で言えば、体力に自信のない方は登山を無理にすべきではないでしょう。
かくいう私も、前述した通り、将来は夏山に登るかもしれませんが、雪山には登ることは全く考えておりません。
自分の力量に鑑みると、雪山に挑戦するということは、自分が管理できるリスクの範囲を超えていると思うからです。
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