おはようございます。ら~くです。
閑話休題、本日は、サラリーマンの資産形成について私の考えを綴ろうと思います。FIRE賛否両論
近年、マスコミにもFIREという概念が良く取り上げられるため、FIREについての意見を見聞きする機会が増えました。賛否両論の意見がありまして
- 否定派:仕事は楽しむもの。けちけちした節約生活で人生楽しいの?旅行や高級レストランなどの経験は若いうちにしておいた方が教養豊かな人間になれるよ。
- 賛成派:組織の歯車として働くことが嫌になった。自分の自由時間を増やしたい。お金を使わなくても十分に幸せに生活していくことができる。
私はどちらかというと賛成派
私の立場は、どちらかというと賛成派です。無理にREを目指すべきとは思いませんが、結果としてFIの状態になっていることは理想だと思います。
過去の記事にも書きましたように、私はサイドFIREを目指しておりますし。
生涯サラリーマンのリスク
本日の記事の主題は、20代の若手サラリーマンへの助言です。
- 仕事が楽しいので、REは魅力に感じない
というものです。
この意見は素晴らしいと思います。
私も20代の頃は、仕事に必死で取り組んでいましたし、失敗もありましたが、仕事のおかげで成長できたという実感もあります。
やりがいのある業務を担当させてもらえましたし、職場では素晴らしい先輩や後輩などの同僚にも恵まれたと思います。
仕事や労働に対して、ポジティブな意見を全く持てない、というのは、それはそれでかなり不幸なことでしょう。
一方、上記の「仕事が楽しいのでREには魅力を感じない」という意見については、歳を重ねるにつれて変化する可能性があることに注意が必要です。
一般的な会社であれば、20代のうちに、出世に大きな差をつけることはありません。
皆に頑張って働いてほしいからですね。
ただ、30代半ばくらいからは、出世街道に乗っている人と乗っていない人の差が誰の目にも明らかになってくるような会社が多いように思います。
要は「自分は幹部候補なのか、幹部候補の道から外れてしまったのか」が分かるようになるのが30代半ばから40歳くらいだと思います。
FIRE否定派の方は、だいたい出世街道に乗っている人たちだというのが、私の見方です。
組織で高く評価されて、部下もおり、やりがいのある仕事を任されているのであれば、サラリーマンを自分から辞める、という選択肢は魅力的ではないでしょう。
一方、組織での評価は低く、年下の上司に仕え、部下もおらず、やりたくない仕事をしているのであれば、サラリーマンを早く辞めたいと思うことも自然でしょう。
「仕事は楽しいし、現役で働けるうちはサラリーマンとして働こう」
と20代のうちに思っていても、40歳を過ぎると
「仕事かったるいなあ。また、年下の上司から雑務の指示が降ってきたよ」
みたいな状況になるというリスクがあるということは意識している方が良いと思います。
リスクヘッジとしての資産形成
ですので、私としては、今、仕事が楽しい20代のサラリーマンに対しても- 仕事が楽しいことは素晴らしいことだと思う。でも、45歳くらいまでにはサイドFIREできるくらいの資産形成をしておいた方が良いよ
というアドバイスを送ります。
お金はいくらあっても困るものではありませんが、そうはいっても若いうちの経験も重要ですから、20代のうちに過度な節約生活を私はお薦めしません。
さはさりながらです。
今、仕事が楽しいといっても、その状態が今後40年間も続くという保証はありません。
前述のように、多くの会社員は出世競争のレールから外れますし、外れた後は労働環境が心地よいものではない蓋然性が高いです。
そうなったときに
- 今の会社にしがみついて給料をもらい続けないと、生活ができない
という状況の人と
- 転職サイトに登録したら、給料は大幅に下がるけど、興味のある分野の仕事で求人があった。応募してみようかな
という状況の人では、同じ40代中盤のサラリーマンでも精神的に雲泥の差があります。
40代での転職活動は、給与水準の維持を必須条件としてしまうとかなり困難でしょうが、給与水準の低下を許容できるのであればそれほど困難ではないでしょう。
資産があると、人生の選択肢が増えます。
そして、その選択肢の重要さは20代では気づけないかもしれませんが、40代半ばには本当に大きな意味を持つものだと感じている、アラフォーの独り言でした。
たぶんつづく
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