FIREを検討する上での留意点

2021年4月9日金曜日

99_雑記

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おはようございます。ら~くです。




本日は、前回に引き続き、山崎元氏のFIREについての考察記事について私の考えを綴ろうと思います。


山崎元氏の記事

元ネタの記事は、ダイヤモンドオンラインの下記の記事となります。
上記記事は、FIREに対して、肯定的でもなく否定的でもない中立的な観点から書かれた非常に良質な記事だと思いますので、ご一読をお薦めします。

FIREを検討する上での2つの留意点

FIREは一面では素晴らしい、と評しながらも下記の観点での考察も必要ではないか、と書かれています。
  • 「お金の有効な使い時はいつか」という観点で非効率が生じる可能性
  • 「会社(組織)からの自由」は、いつでも転職できる人材になることで、代替可能

1点目の例として挙げられているのは教育的支出です。

一般論として、人材価値を向上させる教育的投資は、若年層の内に実施した方が、回収期間が長くなるため合理的です。

例えばMBAを取得する場合は、一般的には20代後半が望ましく、どれほど遅くても35歳までには卒業できるような年齢で取得しておくべきでしょう。

40歳になって、MBAを目指すことは、現実逃避なだけかもしれません。


また、2つ目の観点は、自身の能力に自信がある方であれば、確かにその通りかと思います。

山崎元氏は、10社以上の転職経験もありますから、従来はFIREに否定的だったのは、氏の経験とも無縁ではないでしょう。

ただ、現実的に考えると、誰もがいつでも転職できる人材になれるほどの能力を持っているわけでも無いでしょうし、交通事故などによって著しく能力が毀損する可能性もありますから、ある程度の状況変化に備えておくことは悪いことではないでしょう。


一般的な正解はない。ただ、最低ラインとして、手取り所得の2割

結局、価値観は人それぞれですから、いつの時期にどのようにお金を使うことによって、その方の人生の満足度が高まるのかについては、一般的な正解はありません。

一方、現実的には、計画的に貯蓄・投資をして金融資本を築いていくことは、後の人生の選択肢を拡大することにつながりますから、否定するものではありません。

お金の使う時間軸とお金を貯める時間軸の最適なバランスは、一人ひとりが考えていくしかないのでしょう。


山崎元氏は、記事の中で、FIREを目指さないバランス派の方であっても
  • 収入が減っても増えても、手取り所得の2割を貯金・投資に回す
という助言をしております。

一般論として、手取り所得の2割を計画的に資産形成に回せるくらいの家計管理能力があれば、及第点ということなのでしょう。

その上で、FIREを目指したい方はより高い貯蓄・投資率を設定してFIREを目指せばよいし、消費生活を楽しみたい方は、自分の好きなことにお金を使って、日々の生活の満足感を高めればよいのでしょう。


たぶんつづく



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自己紹介

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東京都, Japan
1980年代前半生まれのアラフォー。
既婚。共働き。子どもなし。
東京の東側らへんに在住。
しがない会社員をやっています。
出身地域は、関西北部の田舎。就職のため、2006年に上京。いまだに、満員電車には慣れません。

2015年11月から株式投資を開始。基本はインデックス投資[ETFもしくは投資信託]、気が向いたら、日本株の個別株投資というおおざっぱな投資が資産運用スタイル。

配当金・分配金実績[税引き後]
2016年 55,719円
2017年 59,003円
2018年 73,096円
2019年 100,241円
2020年 253,455円
2021年 332,191円
2022年 506,575円
2023年 625,566円

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