おはようございます。ら~くです。
本日は、日経MJの記事を読んだ感想について綴ろうと思います。4月4日の日経MJの記事
タイトルは- 外食最高値「仕方ない」
- ちゃんぽん値上げ/牛丼20年ぶり400円台
という言葉が躍っています。
エネルギーだけでなく、飼料などの輸入価格が上昇しておりますので、外食大手は価格を消費者に転嫁せざるを得ない、といった論調の記事です。
円安も進みましたし、企業努力では吸収不可能な水準に達しているというのも事実でしょう。
ついに日本でもインフレか?
外食だけでなく、日用品から食料品にいたるまで軒並み値上の報道が続いています。20年前から言われていたインフレがついに日本でも始まるのかもしれません。
デフレの時代が長く続いたからか
- 日本でインフレは起きない
- 日本では長期金利は上昇しない
と決めつけてかかっているような言説を見る機会がこれまでは多かったのですが、ついに潮目が変わったのかもしれません。
マイルドなインフレは社会にとって好ましい
ここで一点、経済学部出身の私から一言言わせていただきたいことがあります。それは、
- マイルドなインフレは社会にとって好ましい
ということです。
このことは多くの方に認識されてほしいと思います。
過去20年間の日本のようにデフレですと、「今消費するよりも将来消費した方がお得」という状態になってしまい、消費が抑制されます。
結果、企業による投資も抑制、という悪循環に陥ってしまうため、良いデフレ、というものは経済学のテキストにはでてきません。
デフレは経済の状況という観点においては、絶対悪です。
ただし、マイルドなインフレが好ましいのであって、急激なインフレは社会にとって好ましくはないです。
最近の欧米のインフレは急激なインフレですから、良くないインフレのように思います。
私がここで申し上げたかったのは、十把一絡げに
- インフレは良くない
という論調には賛成しかねます、ということです。
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