リスク管理とはむやみにリスクを下げることではなく、

2021年11月28日日曜日

99_雑記

t f B! P L

おはようございます。ら~くです。

本日は、私が思うリスク管理の要諦について綴ろうと思います。



むやみにリスクを下げることではなく

先週金曜日には、世界中の株価が調整しました。

「COVID-19の新型変異種の報道を契機に投資家心理が悪化し、リスク資産価格が大きく下落した」という報道が多かったように思いますが、新型変異種はこれまでもいくつか確認されておりましたし、そこまで想定外のニュースではないように思ったのは私だけではないと思います。

思うに、単純に株価水準が割高だったから、悪い報道が出たことを口実に売る機関投資家やアルゴリズム取引が多かったということではないか、と感じます。

昨年の4月以降、右肩上がりの相場ですから仕方ないですね。


こういう調整局面を迎えたときに、よく見かける助言は
  • 投資家はPFのリスク管理をしっかりと行えていれば、調整局面でも慌てない
というような文言ですが、このリスク管理をしっかりと行う、というのは具体的にはどのような状況をさすのでしょうか。

リスク資産を手あたり次第売却して、むやみにリスクを下げることではないはずです。

許容リスク量の把握とリターンとのバランス

私が思うリスク管理の要諦は、以下の二つです
  1. 許容リスク量の把握
  2. 上記リスク量の範囲内で期待リターンとのバランスがとれたPFを組む
まず、許容リスク量の把握が一番難しいわけですが、これを認識しないことには、そもそもリスク資産の総額を決めることはできません。

適切な許容リスク量というのは、投資家自身の人的資本やその他の金融資本、また置かれている環境(独身or世帯持ち、専業主婦or共働き)などによって大きく左右されますから、結局は投資家自身が意思決定するしかありませんので、一般解はありません。
また、投資家自身の性格によっても、大きく左右されるでしょう。

許容リスク量を把握できたら、そのリスク量に見合った期待リターンを目指せるPFを組成します。
こちらは、許容リスク量の把握ほどは難しくはないでしょう。

言うが易し、行うが難し

人間ですから、誰しも感情に左右されます。
調整局面を迎えたときに不安を感じてしまうのはやむを得ないと思いますが、株式投資のリターンの源泉はリスクプレミアムの回収ですから、株式市場に長期間滞在できた方が、期待リターンは高まります。

永遠に市場に滞在し続けることのできるようなPFの組成方法を投資家自身が置かれた環境の中で体得していくしかありません。

上記のようなことは、「言うが易し、行うが難し」ですが、感情に左右されず淡々と投資を継続できるような仕組みをつくりあげることが、結局は投資を通じて豊かになることにつながるのだと思う今日この頃です。


たぶんつづく

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自己紹介

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東京都, Japan
1980年代前半生まれのアラフォー。
既婚。共働き。子どもなし。
東京の東側らへんに在住。
しがない会社員をやっています。
出身地域は、関西北部の田舎。就職のため、2006年に上京。いまだに、満員電車には慣れません。

2015年11月から株式投資を開始。基本はインデックス投資[ETFもしくは投資信託]、気が向いたら、日本株の個別株投資というおおざっぱな投資が資産運用スタイル。

配当金・分配金実績[税引き後]
2016年 55,719円
2017年 59,003円
2018年 73,096円
2019年 100,241円
2020年 253,455円
2021年 332,191円
2022年 506,575円
2023年 625,566円

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